「たかやしろ」が中野市役所に!

今年3月に完成した作品「たかやしろ」を8月5日に中野市役所に納品しました。
市庁舎の2階のサロンホールに置かれています。
写真左の大窓(北向)から高社山(たかやしろ)が望めます。
天井には高社山で育ったカラマツがあしらわれています。
想像以上に空間に馴染んでいて、嬉しいです。

平日であればいつでもご覧いただけますので、
市役所にご用のある方は2階に上がっていただいて、
特に用のない方も暑い日が続いていますので
クールシェアで2階で休憩していってください。

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2階のサロンホールは多目的に使われるので、作品の位置は度々変わります。
そのため作品台の下にはキャスターを仕込んで簡単に移動できるようにしました。
ギリギリエスカレーターにも乗るサイズに偶然なっていたので、
時に1階エントランスにいるかもしれません。

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しばらくの間は、作者の紹介の冊子や図録も置いていてくれています。

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作品表題プレートは自作しました。
材はメープルで作品シルエットを糸鋸で抜いて、
妻にバーニングペンで作品名などを書いてもらいました。

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後ろには湿度計を設置して、ケース内の湿度をチェックできるようにしました。
アクリルケースを被せてから
湿度計が傾いているのに気がついて悔やまれます。
ケースが大きく重く、台と重なり合う部分が6センチあるために、
大人6人がかりでも安全に作業するのにかなり骨が折れるので、
次回開ける機会が来るまで調整はお預けです。

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こちら側は作品の後ろというわけではなく、冬側です。
人形が全員あっちを向いているので後ろに見えてしまうんですが、
ぜひこっち側も見ていただきたいです。

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作品の後ろでひょっこりしているのは夏休み中の次女ですね。
現場では撮影の邪魔しないの〜と怒っていたんですが、
作品の大きさを示すのにちょうどいい次女。
小学3年、身長130cmが背伸びしてます。

ブログの更新が少なくなっていますが、
SNSで多く情報を発信しています。
インスタグラム、フェイスブック、ツイッターに
同じ情報で更新しています。
お使いのSNSで見ていただければ嬉しいです。

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牛久の森のベイビーベア。

「牛久自然観察の森」で育った「山桜の木」で作った「ベイビーベアー」を納品し、
ネイチャーセンターに設置されたとのことで連休中に遊びに行ってきました。
昨年の2月に山桜を切り倒し、材料の乾燥を待って、制作開始、
この春にやっとお披露目できました。

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出来上がった沢山のクマたちには、家も完成しました。

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多種多様な木のおもちゃが並ぶネイチャーセンター。

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クマたちのお尻には何かが描かれています。わかるかな〜?
ぜひひっくり返して確かめてみてください。

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間伐材を利用したビー玉を転がす木のおもちゃ。かなり楽しそうです。

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センターの外は広大な森の散歩道が広がっています。

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水辺で野鳥を観察するスポットもあります。
望遠レンズの一眼レフを構えてる方達がいたので、
きっと珍しい野鳥も訪れるのでしょう。
ちなみにこの日は影山の子供とその友達とで遊びに来ています。

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これが昨年2月の切り倒す前の山桜。

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結構大きいですね。

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そしてこれが今の状態です。
木は切り倒しても根が生きているので、左側にひこばえ(新しい芽)が出ています。

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切られたばかりの根元。
少しクセっぽい年輪が、ベイビーベアの木目になると(一番最初の写真)
面白い表情になりました。

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倒木からクマの完成まで、大変貴重な経験をさせてくださった
「牛久自然観察の森」の皆さんには心から感謝しています。
「木を活かしていく」
言うは易く行うは難しといつも思っています。
一つの機会を、一つ一つ成功させていくしか方法はありません。

年初には別件で、中野市産の木で作ったクマを、
中野市で生まれた赤ちゃんにプレゼントする企画も行いました。
このクマに使われたのは県指定天然記念物のカヤの木です。

大雪のために倒れてしまい市民から大変惜しまれていたところ、
縁あってこの「カヤの木」でクマ作ることとなり、
由来を知る人たちにはとても喜んでいただきました。

僕たちはこの企画にやりがいと意義を強く感じています。
建物の建設や道路の拡張で切らなければならない木、
台風や大雪で倒れてしまった木、
けれど思い出の詰まった木は、どうにか残したいと思うものです。
もちろん生きたまま残せるならば越したことはありませんが、
どうにも切る以外に道がない時、
もしお役に立てそうなことがあればお声がけください。
「木を活かしていく」一つの機会に僕たちも協力させてください!

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ご来場、ありがとうございました。

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3月16日から始まった「中川岳二寄木作品展」が
4月1日に終了いたしました。
ご来場頂いた皆様に感謝いたします。

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16日間の入場者数は3538人となりました。
実際はもう少し多いらしいのですが、カウントできた人数となります。

またアンケートの感想に多数協力いただき、ゆっくりじっくり読ませてもらいました。
これからの制作の力になりました。ありがとうございました!

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今回の展覧会は新作『たかやしろ』の発表の機会を作ろうということから始まって、
中野市に木の作品を作る「中川岳二」という作家がいることを
多くの方に知っていただくために開催されました。
陣屋県庁記念館と中野市の担当の方からお話をいただいた当初は、
急遽だったこと、飯山市美術館で展覧会をしたばかりだったことから、
せっかくだけれどお断りしなければならないなと思っていました。
ただ館長の丸山さんと担当の池田さんの熱意に押され、
新作『たかやしろ』を中野市の方に納得してもらってから、
市役所に収めたいと考えて、開催することになりました。
結果的には、ほんとうに開催してよかったなぁと思いました。
飯山で見てくださった方も多く足を運んでくれて、
「また会いたかった」「新しい発見がある」と喜んでくれました。
初めての方も、会期中2度3度と訪れて、
お友達や家族を連れて来てくれて、クチコミの強さを改めて感じました。
自分が信じて続けていることが、伝わっていく瞬間を何度も目にして、自信になりました。
ありがとうございました!
これからも、一つ一つの作品に精一杯取り組んで、
少しづつ、よりよい作品を作り続けて行きたいと思います。

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