飯縄山とイヅナ、制作時間を遡る。
「飯縄山とイヅナ」の紹介動画です。
日本の長野県の北にある五つの山をモチーフに作った
「北信五岳シリーズ」の一つ。
これは制作時間を遡るリールになっているので、
樹種ごとに違う木の色を使って作品を生み出しているのが分かるかもしれませんね。
木工作家 中川岳二
「飯縄山とイヅナ」の紹介動画です。
日本の長野県の北にある五つの山をモチーフに作った
「北信五岳シリーズ」の一つ。
これは制作時間を遡るリールになっているので、
樹種ごとに違う木の色を使って作品を生み出しているのが分かるかもしれませんね。
新年あけましておめでとうございます。
3月に展覧会が迫っているため、大晦日も元旦も返上で今朝も早よから工房に立ちました。
間に合うかどうかイノシシにでも追われているようですが、
よい作品になりそうな兆しが見えてきて力みなぎっています。
終わりよければすべてよしで、大晦日を締めくくったはずが、
次の日には、一年の計は元旦にありなんつって、
12月31日と1月1日を頑張ると2年間よい年にのような錯覚になりますね。
明日はさすがに半日は休もうかと思うので、早起きして三文ばかり得しようと思います。
ようやくここまで来ました。
長かったし、今回はとくに重かった。
今までで一番大型の作品を作りたいので当たり前なんだけど、重い。
中野市の関係施設で作品の完成発表の展覧会を開いていただけることとなり、
より急ぎで作業しなければならず、早起き、休みなしで仕事をしています。
ずっと集中して作業をしていたので、途中体力の限界がきているのに気がつかず、
倒れかけました。
今まではどんなに忙しくても、そんなことまではならなかったのだけど、
材料の大きさと重さにじわじわと体力を奪われていたようです。
とはいえ、大型の作品を作れるチャンスをくれた方々の期待に応えられるように、
最後まで集中していきますよ!
この大きな寄木の塊を削り出すのはさぞ楽しかろうと、ニヤニヤしながら頑張ります。
まだ蝉の鳴く頃です。「冬前」は材料の使用場所です。
うちの工房の機械では少しはみ出ます。幅広の手押鉋盤が欲しいですね。
幅広の材は製材中の木の反りに注意です。作業の手順を考え、
同じ材料を連続して加工しないようにしています。
図面通りに厚みが取れるか微調整。
チークの厚板、重いです。
徐々に寄木していきます。
上の板はパドックという比重が高い木なのですが、
やたら重いなぁと、ウォールナットと貼り合わせた状態で計ってみたら、
これだけで26キロもあり、この先が思いやられました。
けっこう山っぽくなって来た。
無理に元気を出しているさま。この後倒れかけます。
ここからは一人で材料を動かせなくなります。
電気ポッドのようなものは加湿器です。
大きな面を寄木する時には、ボンドの乾きを遅くするために工房の加湿が欠かせません。
ここまで来て、寄木がズレたら大変です。慎重に。
綺麗だぜ。
ちゃんと図面通りに収まりました。
最後の圧着に向けて、ダボ穴開け。木くずがそれぞれの木の色ですね。
さぁ最終コーナーです。渾身の力を込めて・・・、手の平は豆だらけです。
今年度末、完成予定です。