2006年の記憶
2006年。
この一年何があったか思い出してみると、ほんと色々ありました。
テイクジー・トイズとして作家活動以外のことを本格的に始めた年で、
それにともない沢山の方に出会った年でした。
このブログでテイクジーのことを知って下さった方との出会いもありましたね。
海外でも出会いがありました。
思い出としてはやはりデンマーク旅行が楽しかったです。
憧れのハンス・ウェグナーの家具を作る工場を見学したり、
そこの職人さんとその方の日本人の奥さんに家庭料理をごちそうになったり、
行ってよかったなぁ~。
そう言えば工場の報告をなにげに忘れていましたので、写真をアップします。
これは椅子の背になる部材、つなぎ目に違う色の材料を使うことで意匠としてもキレイ。
ぼくの工房でもよく見る作業工程。若い職人さん18くらいかな。
椅子の座をはっているところ、女性の職人さんです。
ほぼ完成の椅子が積まれています。椅子の部材倉庫、同じ部材ごとに整頓されています。
職人さんは「私たちの宝の倉庫だよ」と言っていました。
こんな3次元カーブも作れちゃう機械、すごいですね。
案内してくれた職人のケンさんと話ていて印象的だったのは、
デンマークでは手仕事がどんどん減っていて木工道具が手に入らなくなっているということ。
日本でもそうですよと言ったら、「まだ道具が売っているだけいいじゃないか」と・・・。
日本で、ものづくりをするのは大変と思っていたけれど
他の先進国でもほとんど状況は変わらないんですね。
やっぱり状況を変えられるのは、僕たち若い世代なんじゃないのかと思います。
おおげさではありますが、テイクジーも日本の「ものづくり」、
そしてつくる「もの」に価値を持たせられるように努力したいと思っております。
突然宣言!であります。
では皆様、よい年をお迎え下さい!