2008年10月 一覧

三沢厚彦展『アニマルズ '08 in YOKOHAMA』

先日、横浜そごうに三沢厚彦さんの『アニマルズ ’08 in YOKOHAMA』を見に行きました。
三沢さんの『アニマルズ』は既に2回見に行ったことがあり、
今回の展覧会の内容とも重なる作品が多かったのですが、
ポスターのライオンを見たら行かずにはいられなくなってしまいました。

しかも三沢さんの作品はぼくの娘も大好きで、見せてあげたいと言うのもありました。
三沢さんの図録や絵本、絵はがきなど、生まれてこのかた穴の開くほどみています。
もともと犬が好きな娘は、三沢さんの作品でも犬が好きなようで、
どんな反応を示すのか興味津々。
埼玉の実家から横浜までは、ちと遠く、
途中乗換えで荷物を忘れるハプニングに見舞われ、くたくたで到着。
無くなったオムツと離乳食を購入して、お昼休憩してから、いよいよ会場へ。
最初に出迎えたのは、動物が大行進する巨大な新作ドローイングです。
見慣れた絵に娘も興奮ぎみか?
つづいて白熊と白い小屋のインスタレーション、
いろいろな大きさの白熊が一頭づつ、大小の小屋の中に。
おおっ可愛い!と思いきや・・・あまりの迫力に驚いたか?泣き出す娘。
実物の三沢さんの作品はやっぱり力があります。
次は、まってました犬の登場!
犬と猫が数十頭、ところせましと並んでいました。
泣いていた娘は身を乗り出します。
普段、散歩の途中などに犬を見つけると「ワンワンッ」と吠え出す娘ですが、
犬の作品を見て興奮し、「ワンワンッ、ワンワン」・・・、
靴も電車に忘れてしまったので、娘は靴下で会場を歩き回り「ワンッワンッ」止まりません。
そのうち娘の興奮は最高潮になり、「ウォウッ、ウゥウッ、ウォ~~!ウォ~ッ」
犬の遠吠えならぬ、乳児の遠吠えが始まってしまい、会場に響き渡てしまいました。
まさか本物に出会えるとは思わなかったとでも言っているみたいで、
楽しいやら、驚いたやら、興奮冷めやらぬ内に、次のゾーンへ。
新作のライオンに始まり、ゾウやカモシカなど大きな作品を中心に
まるでサバンナにでも迷い込んでしまったかのように沢山の種類の動物が並んでいます。
これにはぼくが大興奮!新作のライオン最高です!
完成度の高さは言うまでもありませんが、細部まで彫りこまれて、
三沢さんのこの作品にかけた情熱をこれでもかというほど感じました。
全体的な造形のバランス(安定感)と、百獣の王の威厳と躍動感が、
均衡を保ちながら、動かずとも迫ってくる活き活きとした姿が彫り上げられています。
その奥にあるゾウに会うのは二度目ですが、
福音館書店『ぞうをつくる』三沢厚彦著をくり返し見ている娘は
なにか感じ入っているようでした。
おそらく本物はこんなにも大きかったかと言ったところでしょうか。
ぼくも二度目とはいえ、やはりこの大きさと力強さにはノックアウトです。
最後に待ち構えるのは、これまた新作のワニ!仰天です。
でかいっ、うろこを一つ一つまで彫りこまれてるっ、
口の中、歯の一本一本まで神経の行き届いた作品に仕上がっていました。
大きく開かれた口は、娘を一飲みにしてしまうような迫力で、
娘は最初少し怖がっていたようですが、
すぐにキャッキャッと喜び出して、拍手をしていました。
すばらし過ぎた展示内容だったので、結局全体を3往復して見終えました。
出口には記念撮影が可能な「こどもキリン」があり、とてもよい思い出になりました。
子供も大人も楽しめる三沢ワールド!おすすめです。

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ありがとうございました!

今日、中野に個展用の荷物が到着し、こてんこてん展無事終了しました。
個展に足を運んで下さった皆様、
個展の成功を、直接的、間接的に応援して下さった皆様、
ありがとうございました!

前回のブログに「落ち武者」の行く末を案じるコメント等をいただきました。
長野に向けてひた走っり、都落ち寸前の落ち武者でしたが、
個展終了後の搬出作業中、
突如訪れたブラジルからの刺客に捕らえられ(むかえられて)、
日本の真裏、情熱の都ブラジルへと旅立って行きました。
ということで、めでたいです!「完売御礼」申し上げます。
皆様のおかげでテイクジー始まって以来、初めての完売を経験することが出来ました。
まっことめでたい!ありがとうございました。
完売とは一口に言っても、それは一人一人の方が個展会場に足を運んで下さり、
一つ一つ手にして帰って下さった事の証です。
こんな日を夢見て、8年前から作家の道を歩んで来ましたが、
こんなにも早く、この日が訪れるとは思いませんでした。
初めて長野で個展を開いた時は、
最終日にやっと一つの作品が売れ、嬉しさと同時に厳しさも知りました。
次に出展したクラフトフェアーでは、二つ・・・。
アルバイトをしながらの作家業のはずが、
フリーターなのか作家なのか?主観的にも客観的にも微妙な存在でした。
自分の作品展に人が足を運んでくれることの難しさ、
さらに作品を買って頂くことの難しさ、
その困難さを知っているから、
ぼくは今の自分の状況の有り難さに、心から感謝をしたいです。
北は北海道、南は九州(沖縄から来ていた方がいましたらご一報を)、
ほんとうに全国各地から、そして世界の各地から、
沢山の方に来ていただき、「ずっとまって楽しみにしていました」
「実物はやっぱりすごい!」など嬉しい言葉を沢山頂きました。
作家としてこれほど幸せなことはないと思います。
ありがとうございました。
次の個展はまた先になりますが、
皆さんとお会いできたことを糧に、沢山のものを吸収し、技術を磨き、
よりよい作品が作れるよう努めてまいります。
ご期待ください!

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本日最終日。

はじまってしまえばあっという間でした。
今日、19日が最終日です。

最終日は午後5時までとなりますので、ご注意ください。
駆け込み乗車も大歓迎です!
ちなみに、やっぱりか!残るは「落ち武者」1体のみとなりました。
一人、また一人と仲間たちが消えていく中、
「落ち武者」は長野へと落ち延びることが出来るかいなか、注目です。

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