メリー、サンキュー、クリスマス!

足利義満は一休を呼ぶと、こう切り出した。
「この屏風の虎が夜な夜な抜け出しては、こそこそ何かしているようなのじゃ。
虎を捕らえてはくれぬかのう」
yoshimituikkyuu
「お安い御用にございます!」
頭にはちまき、たすき掛け。縄をにぎって構えると、
「捕まえますゆえ、義満さま。屏風の虎を出してくだされ!」
一休がそう言うと…屏風から二匹の虎が飛び出した!
虎はにこりと微笑むと「とんちの名人、一休さん。夜な夜な作ったプレゼント、
今宵一夜で配るゆえ、どうか手伝ってはもらえぬか」
「お安い御用にございます!サンタクロースになり変わり、
今宵のイッキューはサンキューにございます!」
メリー、サンキュー、クリスマス!
さてさて、長引くコロナ禍の中、巣篭もり作家はコツコツと作品を積み上げています。
来年は個展を開いてサンキュー、サンキューと言いあえたならいいですね。
2022xmas
今年のクリスマスカードは一休さんです。
一休というと絵本やアニメの中の架空の人物と思われる方もいるかも知れませんが、
室町時代にいた一休宗純という僧侶がモデルです。
『屏風の虎』のエピソードに出てくる殿様は足利義満とされています。
一休が幼少の頃には義満は太政大臣をしりぞき出家していたので、
イラストではW坊主になっています。
一休は後小松天皇の落胤(隠し子)とされていますので、
義満に呼び出されてとんち勝負をしていたというのも、さもありなんでしょう。
詩人としても知られる一休宗純が残した言葉に

「南無釈迦じゃ 娑婆じゃ 地獄じゃ 苦じゃ楽じゃ どうじゃこうじゃと いうが愚かじゃ」

「釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはするかな」
などなど、一癖も二癖もある詩が多いのだとか。
こりゃ確かに、アニメの一休さんのような子供時代があったのではないかと
想像力が湧きますね。
さて、師匠こと僧侶がいそがしく東西を馳せるのが「師走」です。
サンタがクロウして東西を馳せるのが「クリスマス」。
僧侶や司教のおじいちゃんたちが走りまくる師走がされば、新年がやってくる。
そんな時に読まれただろう一休宗純の詩、
「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
一休宗純も師走はさぞいそがしかったのでしょうね。
世界中のいそがしい皆さんに感謝して、メリー、サンキュー、クリスマス!
What do you think of this post?
  • like (4)

「たかやしろ」が中野市役所に!

今年3月に完成した作品「たかやしろ」を8月5日に中野市役所に納品しました。
市庁舎の2階のサロンホールに置かれています。
写真左の大窓(北向)から高社山(たかやしろ)が望めます。
天井には高社山で育ったカラマツがあしらわれています。
想像以上に空間に馴染んでいて、嬉しいです。

平日であればいつでもご覧いただけますので、
市役所にご用のある方は2階に上がっていただいて、
特に用のない方も暑い日が続いていますので
クールシェアで2階で休憩していってください。

DSC_5306

2階のサロンホールは多目的に使われるので、作品の位置は度々変わります。
そのため作品台の下にはキャスターを仕込んで簡単に移動できるようにしました。
ギリギリエスカレーターにも乗るサイズに偶然なっていたので、
時に1階エントランスにいるかもしれません。

DSC_5370

DSC_5324

しばらくの間は、作者の紹介の冊子や図録も置いていてくれています。

DSC_5414

DSC_5438 2

DSC_5432

DSC_5465

DSC_5383

作品表題プレートは自作しました。
材はメープルで作品シルエットを糸鋸で抜いて、
妻にバーニングペンで作品名などを書いてもらいました。

DSC_5386

後ろには湿度計を設置して、ケース内の湿度をチェックできるようにしました。
アクリルケースを被せてから
湿度計が傾いているのに気がついて悔やまれます。
ケースが大きく重く、台と重なり合う部分が6センチあるために、
大人6人がかりでも安全に作業するのにかなり骨が折れるので、
次回開ける機会が来るまで調整はお預けです。

DSC_5392

DSC_5403

DSC_5395

こちら側は作品の後ろというわけではなく、冬側です。
人形が全員あっちを向いているので後ろに見えてしまうんですが、
ぜひこっち側も見ていただきたいです。

DSC_5422

DSC_5461

DSC_5480

DSC_5431 2

DSC_5482

DSC_5460

DSC_5459

DSC_5374

DSC_5457

DSC_5316

作品の後ろでひょっこりしているのは夏休み中の次女ですね。
現場では撮影の邪魔しないの〜と怒っていたんですが、
作品の大きさを示すのにちょうどいい次女。
小学3年、身長130cmが背伸びしてます。

ブログの更新が少なくなっていますが、
SNSで多く情報を発信しています。
インスタグラム、フェイスブック、ツイッターに
同じ情報で更新しています。
お使いのSNSで見ていただければ嬉しいです。

インスタグラム
https://www.instagram.com/take_g_toys/
フェイスブック
https://www.facebook.com/takeji.nakagawa.5
ツイッター
https://twitter.com/take_g_toys

What do you think of this post?
  • like (16)

牛久の森のベイビーベア。

「牛久自然観察の森」で育った「山桜の木」で作った「ベイビーベアー」を納品し、
ネイチャーセンターに設置されたとのことで連休中に遊びに行ってきました。
昨年の2月に山桜を切り倒し、材料の乾燥を待って、制作開始、
この春にやっとお披露目できました。

DSC_4036

出来上がった沢山のクマたちには、家も完成しました。

DSC_3938

多種多様な木のおもちゃが並ぶネイチャーセンター。

DSC_4042

DSC_3953

DSC_3955

DSC_3966

DSC_3948 (1)

DSC_4078

DSC_3987

DSC_4044

クマたちのお尻には何かが描かれています。わかるかな〜?
ぜひひっくり返して確かめてみてください。

DSC_3977

DSC_4025

DSC_3935

DSC_3904

DSC_3926

DSC_3932

間伐材を利用したビー玉を転がす木のおもちゃ。かなり楽しそうです。

DSC_4147

センターの外は広大な森の散歩道が広がっています。

DSC_4139

水辺で野鳥を観察するスポットもあります。
望遠レンズの一眼レフを構えてる方達がいたので、
きっと珍しい野鳥も訪れるのでしょう。
ちなみにこの日は影山の子供とその友達とで遊びに来ています。

DSC_5176-768x1150

これが昨年2月の切り倒す前の山桜。

DSC_5062-768x1150

結構大きいですね。

DSC_4174

そしてこれが今の状態です。
木は切り倒しても根が生きているので、左側にひこばえ(新しい芽)が出ています。

DSC_5298-768x1150

切られたばかりの根元。
少しクセっぽい年輪が、ベイビーベアの木目になると(一番最初の写真)
面白い表情になりました。

DSC_5334-768x1150

DSC_4236

倒木からクマの完成まで、大変貴重な経験をさせてくださった
「牛久自然観察の森」の皆さんには心から感謝しています。
「木を活かしていく」
言うは易く行うは難しといつも思っています。
一つの機会を、一つ一つ成功させていくしか方法はありません。

年初には別件で、中野市産の木で作ったクマを、
中野市で生まれた赤ちゃんにプレゼントする企画も行いました。
このクマに使われたのは県指定天然記念物のカヤの木です。

大雪のために倒れてしまい市民から大変惜しまれていたところ、
縁あってこの「カヤの木」でクマ作ることとなり、
由来を知る人たちにはとても喜んでいただきました。

僕たちはこの企画にやりがいと意義を強く感じています。
建物の建設や道路の拡張で切らなければならない木、
台風や大雪で倒れてしまった木、
けれど思い出の詰まった木は、どうにか残したいと思うものです。
もちろん生きたまま残せるならば越したことはありませんが、
どうにも切る以外に道がない時、
もしお役に立てそうなことがあればお声がけください。
「木を活かしていく」一つの機会に僕たちも協力させてください!

What do you think of this post?
  • like (17)