ちょっと見て来た 一覧

豊田市美術館

名古屋の二日目、Kさんに豊田市美術館に連れて行ってもらいました。
豊田市はあの世界のTOYOTAのある市だけあって、
余裕がありますね、かなりレベルの高い美術館を建てています。

今やっている企画展は
篠原有司男氏と榎忠氏のベテランコンビによる、かなりこゆい展示でした。
この美術館のすごいところは展示作品を写真撮影していいことです。
ヨーロッパではあたり前のことですが、日本ではかなり珍しい美術館だと思います。
はやく常識になって欲しいです。
そうそう実は、この企画展の搬入をKさんの会社が手がけたとのことで、
展示の裏話なんかも聞きながら見ることができ、
いつもとは違った視点でとても楽しんで見ることができました。

篠原有司男氏の作品、75歳という年齢を全く感じさせない
超パワフルな作品です。
デカさもすごいですが、エネルギーがだだ漏れています。
記念にKさんに撮ってもらいました。

榎忠氏の作品、カメラのフイルムの入っていたパトローネを使ったもの。
産業廃棄物を圧倒的な物量と構成により美へ昇華させています。
デジカメや携帯で写真を撮るようになり、
日常を記録する行為はよりお手軽になって行くなかで、
記録するフイルムの抜け殻のパトローネは、
ぼくたちに何かを記憶させます。

豊田市美術館は常設展もスゴイ。
現代美術を中心に若手の注目作家を展示していました。
これは奈良美智氏の作品です、いいですね~。
お近くにお住まいで、まだ行ったことのない方は是非行ってみて下さい。
周りは公園になっているので、家族で楽しめるはず!

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これぞ工芸!


今日は本間友幸『薔薇貫入釉の陶展』を見て来ました。
本間さんは薔薇貫兄貴や薔薇貫マンとしてこのブログに時々登場して来る、
ぼくの友人であり師匠でありヒーローです。
なぜ薔薇貫入と言うかはですね、
陶器には釉薬というガラス質の上薬がかかっています。
焼き上がった後に温度が下がって行く過程で釉薬に入るヒビのことを貫入といいます。
その貫入が重なり合って、まるで無数の薔薇のように見えることから
「薔薇貫入」と本間さんが命名しました。


日本陶芸展、菊池ビエンナーレなど数々の公募展に入選する薔薇貫兄貴の
薔薇貫入の魅力を存分に楽しむことの出来るすばらしい展示でした。
まだ31歳の作家がこれだけの力ある作品を並べ、
存在感のある展覧会を開くことが出来るなんて、そばで見ているのに驚きです。
これぞ工芸ですね、迷わず進んでいる人は強いです。
今日が最終日で薔薇貫マンも会場にいました、お疲れさまでした。

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田嶋健 木版画展。

先日、長野市にある桜華書林 というギャラリーに、
田嶋健さんの個展を見に行ってきました。

長野県佐久市に住む作家さんです。
ぼくは田島さんの作品は初めて見ましたが、
すごく好きになりました。
日常の中のありふれた物や風景をに対する、
作者の静かで優しい目線を感じました。
この作品ぜったいクルっす、まちがいないっす!

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