ちょっと見て来た 一覧

川端健太郎 個展 『憧 動』

やばいです!事件です!警部!
工芸界に激震が走っています!
きたっ、これきた、まちがいないっす。
皆さん、ただちに現場に急行して下さい!
現場は長野市川中島のギャラリーです。


今日は仕事を午前中で終えて、長野市の川中島にあるギャラリー
桜華書林に川端健太郎さんの個展に行ってきました。
今年の桜華書林の年賀状の写真で初めて見た瞬間から、
この日が来るのを楽しみに楽しみしていたのです。
一目見た時から魅了されてしまいました、
この才能に、いや、この天才能に。
複数の表現要素が互いに打ち消し合うことなく、
色、形、テクスチャー、ディテールと、
どこをとっても見るべき個性的な表現
(普通の作家であればそのどれか一つでも見いだせば満足してしまうような)
を高いレベルで繋ぎ合い、
陶芸(磁器)の可能性を軽くはみ出してしまっているかのようでした。
異様な形態は不気味に美しく、艶かしく輝いて、
人がつくったものではないような存在感があり、
少しコワいような、どことなくカワイイような、
もう「美」であるとしか言いようのない作品です。


遅かれ早かれ、現代美術の世界でも評価され、
美術館のウィンドーごしにしか見れなくなる前に、
直に作品の空気、そうエアーを感じに、
桜華書林に急行してください!
そう、そこで飲み物をドリンキングしてる暇があったら、
そう、叶わぬ恋に焦がれている暇があるくらいなら、
この作品に、恋せよ乙女なのであります!
ちなみに桜華書林は、一見ふつうの家のようで、
初めての方は勇気がいると思いますが、
そんなことでつまずいてる場合かい?トゥーシャイシャイボーイ?
ふつうにインターホンを鳴らして入ればいいのさ。
ローマは一日にしてならず、千里の道も一歩からってねっ。

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厨子三様 ~新しい祈りのかたち~


会津でお世話になったアルテマイスターの新作厨子(仏壇)の展示会が開かれるとのことで、
16日金曜日に六本木にあるGALLEY le bainに行ってきました。

写真の赤い厨子は内田繁さんのデザイン。
他にも著名デザイナーや作家が参加して、
今までの仏壇のイメージを革新する様な作品が並んでいます。
日本の地場産業の中で新しいものづくりを進め、
「新しい祈りのかたち」を創出しようと言う
保志社長の思いがカタチになっていると思いました。

ギャラリーの中庭で行なわれたオープニングパーチー。
内田繁さんや東日出夫さん、坂本朝夫さんなど参加アーティストの他にも、
日々野克彦さんなどもいたりと沢山の人が集まって、とても盛り上がっていました。
美味しい料理に、美味しい食事をいただいて、
いっしょに美しい空間を味わって、なんとも贅沢な時間を過ごしました。
ぼくは祈りをかたちにすることは、とても難しいことだと思います。
ものがあり、祈る人がいて、祈られる人がいた。
ものだけでなく、行為や関係までもかたちにしなければならないと思うからです。
祈ることが日常の中で小さくなりつつある今日、
この展示会の持つ意味は大きなものだと思います。

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三沢厚彦展。


少し前のことですが、三沢厚彦さんのアニマルズPLUSという展覧会に行きました。
群馬県高崎と場所は遠かったですが、めちゃくちゃいい作品展でした。

会場に入るとすぐに巨大なシロクマがお出迎えです。
シロクマだけ、いっしょに記念写真をとるなど撮影してよいとのこと、
この展覧会には他にも来場者を楽しませる工夫が隠されていて、ワクワクします。
こういう工夫、ぼくは大好きです。
この展覧会は全国を巡回していますので、
お近くで開催されていたら是非におすすめ!です。
以前長野の桜華書林というギャラリーで三沢さんの個展が開かれていた時、
ご本人にお会いすることができ、色々とお話を聞くことができました。
すでに大ファンだったぼくは緊張してしまい、
聞きたいこともたいして聞けずじまい。
でも作品集にサインをもらって大満足でありました。
う~ん、こんな素晴らしい作品が作れるようになりたいです。

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