倉島玲子・本間友幸 油彩・陶芸2人展


昨日、陶芸家の本間さんと、風景画家の倉島さんの2人展に行ってきました。
写真は本間さんの作品で気に入ったものを買ってきました。(これは薔薇貫入釉ではないです)
久しぶりのお買い物でなんだか嬉しいです。
さて作家にとって秋は何かといそがしい時期です。
芸術の秋に参加すべく数ヶ月前から準備を始めるからです。
2人の作品はともに、時間を重ね、高い技術でつくられた見ごたえのある作品です。
本間さんの薔薇貫入釉の陶器はいつもながら引き込まれる美しさです。
薔薇貫入釉以外にも沢山の作品に挑戦していて楽しいですよ。
陶芸家って釉薬を自分で調合して何度も失敗を繰り返して、
自分だけの色や貫入(釉薬に入るヒビ)を見つけ出します。
造形作家でありながら科学者のようでおもしろいですね。
薔薇貫入はヒビが重なって層になり、まるで薔薇の様に見える不思議な釉薬です。
ものすごい試行錯誤の結果生み出された、神秘的な世界が器を飾ります、必見です。
倉島さんは茅葺き屋根の古民家などを題材に緻密な風景画を
油絵の具で描いています。
一見古典的な技法の絵なので、かなりの熟練の方かと思ったら、
若い女性が描いているのでビックリです。
眺めていると、女性ならではのみずみずしさと爽やかさがありますね。
日本の古き良き里山の風景を、若い世代の人がどのような目で見ているのか興味深いです。
会期は長めなのでお近くまでお出かけの方はのぞいてみてはいかがでしょう。
9月 22日(金曜日)~10月 1日(日曜日)まで、
蔵のまちギャラリーぶらり館(須坂市)で10~18時です。
※25日(月)はお休み。

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雑誌『住む。』


ぼくは本屋さんに行くの好きです。
本と言っても雑誌やマンガが多いですけど、大事な情報源です。
毎日、新聞やネットは見ていても、
自分からわざわざ足を運んで
表紙のイメージからたまたま手に取って得る情報は
偶然の出会いのようで好きです。
毎号楽しみにしている雑誌に『住む。』があります。
数年前にたまたま手に取って「あっ、なんかいいなぁ」と思い
読み始めて、早いもので今日発売の秋号で19号めです。
将来どんな家に住みたいですか?
こんな質問をされたらきっと「住むっぽい」感じとこたえます。
自分でもうまく説明できないのだけれど、
なんかこう「ふつうに住める家」といえばいいのか、
いわゆるサザエさん的なあたりまえの暮らしのある家がいいというか
できる事なら昔ながらの長屋みたいな所を手直ししながら住みたいなぁと。
オシャレなデザイナーズマンションなんて住めるかよ(そもそも定義がよくわからん)
とかって思っている方は『住む。』をのぞいて見てください。
19号の最後のページまで行くと、goods紹介欄の下の列に
テイクジー・ブロックがあるじゃないですか!
ここからまた、だんだんと広まって行ったらいいなぁ、編集座さんに感謝です。

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木の色は変化します。


昨日のブログに「時間が経つとまたいい感じの色になります」
と書いたのですが、こんな感じです。
右の色の濃い方が5年前工房を開いた時に
同じタモで作った作業台です。
新しいのといっしょにオイル塗装できれいにしました。
オイルの良いところは、汚れを落としてくれると同時に
木を保護してくれるところです。
たま~に塗り直すと木が見違える程きれいになります。
左の昨日できた新しいものと並べてみると
色の変化がよく分かりますね。
ぼくとしては時間の経ったものの方が美しく感じます。
木ってほんとうにいいものですね、それでは・・・。

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