矛盾の山積み

今日の新聞の写真を見て、頭がクラクラした。
何だろうこの変な感覚は?
記事は核実験の追加制裁として輸入・入港を禁止するとのこと。
写真はあの国の船に何やら沢山の物を積んで、日本から最後の出港をするところらしい。
何が積んであるんだろう?
よく見てみると横に寝かされた自転車が、うずたかく積まれているものだった。
余りの多さに、それがそれと分からない程で船から溢れてしまいそうだ。
パンクしたりサドルにビニール袋が被せてあったりと
放置、盗難自転車なんかなのだろう、
つまり使えるけど「日本ではゴミ」ということか・・・。
他にも中古タイヤや中古家電など、明らかに過積載だと思うぐらい山積みされている。
日本のリサイクル店などでは扱えない、「日本ではゴミ」の山積み、矛盾の山積み。
1円でも安く作るために海を渡ってきた大量の自転車がまた海を渡る、
これがグローバル化の実態ですか?・・・
ふと変な感覚が、
?・・・えっとどちらに対する制裁なんだっけ?一瞬分からなくなる。
リサイクルやエコなんて言葉で、夢の島行きをのがれた「ゴミ」たちは、
あの夢見る国で活躍しているんだろうか。
きっと半分くらいほんとうにゴミなんじゃないか。
こんなにも沢山の「日本ではゴミ」を他の国へ押し付けて、
それを禁止する事を経済制裁というのはどんな思い上がりだろうか。
その事に無自覚だとしたら、日本はなんて貧しい国だろうと思った。
ぼくら(先進国)の矛盾を押し付けた国が
矛盾だらけに見えるのはあたりまえじゃないだろうか。
経済的に貧しい国がプルトニウムを買って核保有を目指す矛盾と、
豊かさ(消費活動)を維持するために「ゴミ」を売りつける矛盾を、
あの船に山積みされた矛盾が象徴しているように思えた。
矛盾を過積載したまま船は出港するのことができただろうか?
この制裁の結果行き場を失った「ゴミ」は他の裾野の国へ行き先を変えるんだろう。
目の前の「ゴミ」が消えれば、スッキリした顔で「美しい国」を目指せますか?

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かきくえば。


知ってますか?柿って木によって2年ごと、3年ごとと周期的に実をつけるんです。
近所のおじいちゃんに教えてもらったんだけど、
うちのはほんとにキッチリと2年ごとなんです、りちぎなヤツですね。
今年1年ぶりに庭に柿がなったので収穫しました。
この柿甘くて、すごく美味しいんですよ。
そうそう昨日、信濃毎日新聞の記者さんが取材に来てくれました。
同い年の記者さんだったこともあってか
えらく話が弾んでしまって、楽しかったです。
16日(月曜)の夕刊に載せて頂ける予定ですので、取っている方は見てみてください。

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馬場剛史作品展特集


先日ですが、馬場剛史作品展に行ってきました。
信州中野銅石版画ミュージアムは中野小学校旧校舎を利用した建物です。
馬場さんの作品とマッチしてよい空間になっていました。(馬場さんは先生だしね)
下の写真の新作は160cm×160cmの大きな作品です。
小さな絵の集まりが不思議と全体を構成しているのが、馬場さんの絵の特徴だと思います。
あっちを見てこっちを見てと、ずーと眺めていても飽きのこない絵です。

先生をしながら描いているので、しょうじき作品数はあまり多くありません。
もし馬場さんが絵だけ描いていられる状況になったら、
すばらしい作品を沢山生み出せるのに、すごくもったいないです。
どこぞのパトロンさん、この才能を見いださない手はないんじゃないかなぁと。

めずらしい?砂絵の作品みかんねこちゃん、かわいいです。

作品展に来た人はもれなく貰える絵はがき、1枚だけなので迷いますね~。
絵はがきと言ってもプリントゴッコで馬場さんが1枚1枚作ったものなので
小さな作品です、うれしいですね。
ちなみに11月5日までです。

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