作っている途中 一覧

春よ、来い。

郵便受けをのぞくと1月に取材してもらった『KURA』が届けられていました。
あ、4月号に掲載してもらえることになっていたんだった。
正直すっかり、うっかりしていました。

春色の表紙がきれいです。
写真を豊富に、記事もグッとまとまって、自分のことなのにグッと来ました。
地震から2週間がたちましたね。
この2週間はすごく長く感じ、
何故だか分からないけど普段より仕事に集中していた気がします。
それが落ち着くからということなんだろうと思います。
集中していたのはいいことなんだけれど、
「お知らせ事項」を忘れていることに気がつかないでいました。
『KURA』の掲載とは別に、
長野市のギャラリー「アートスペース FLAT FILE」にて、
Nagano Art File 2011 
“下絵の世界” 
■場所 アートスペース FLAT FILE 長野市桜枝町883
■時 2011/3/18~4/10 
が、開催中で、僕も参加しています。
長野県在住の40人近いアーティストが出品し、
僕はアイデアスケッチを2枚展示してもらっています。
善光寺周辺にお出かけの際はぜひ立ち寄ってみて下さい。
仕事中にラジオから松任谷由実さんの『春よ、来い』が流れて来てきました。
この季節には毎年耳にする曲ですが、なんだろ、すごく染みてきました。
染み入るといえば、
ラジオから流れる山口隆さんの歌声を聴いていたら、
福島県の会津にある「スペースアルテマイスター」というギャラリーで、
個展をした時のことを思い出し、作品を手にしてくれた人達のことを思い出して、
染み入り過ぎて、涙が染み出てきました。
この複雑すぎる感情をなんと表現すればいいものか・・・、
僕も福島が好きです!
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つくるよろこび。

寄せ木の作品を制作する過程はほんと地味です。
その地味をひたすら繰り返していくのが制作の8割ぐらいかなと思います。

製材しては張り合わせ、張り合わしたものを製材し、また張り合わせる。
必要なのは正確さと根気だけ。
 
正直、「作るよろこび」なるものを毎日感じられるような作業ではないのですが、
木を寄せたものを製材した時にドッキとするくらい美しさを感じることがあります。
木の色味の美しさは、一種の木でも感じることはもちろんできます。
でも数種の木を並べると、それぞれの木が持つ色や質感が際立って見えてくるようで、
僕はドッキとしてしまう。
学生の頃に初めて木の色の美しさを意識した時の感動が、
僕の作り手としての原動力なのだとふっと思い出す。
「作るよろこび」ってそういうことなのかもしれませんね。
:ご連絡
『KURA』の記事で「2月20日発売の3月号に掲載」と書きましたが、
掲載が延期されることになったそうです。
掲載号などはわかりしだいお知らせします。
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こつこつと。

ここ数日の穏やかな日差しで、気持ちよく仕事ができます。
刻んだ材料を圧着して、寄せ木を計画通り進める日々。

確実に進んでいるのだけれど、カタチになるのはまだまだ先の先・・・。
ゴールは必ずやってくる、こつこつと音たてて。
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