2010年 一覧

搬入展示。

時差ぼけか?昨晩の食べ過ぎか?
なんとなくフワフワしながら展示会場へ。
レイアウトを考えながらギャラリーの展示台などを動かし、
参加者おのおので作品を並べて行きます。
作品を宅急便で送った人も、手持ちで来た人も、
梱包は厳重にしているものの、
傷や割れなどがないか心配でしたが、おおむね無事のよう。

会場は壁面天井がレンガ造りで、いわゆる洋風な空間。
だからなのか、十時先生の漆作品はひときわ輝いて見える気がしました。
漆は欧米では「JAPAN」と呼ばれる程に、日本特有の塗料であり、
日本を代表する文化と考えられているのだとか。
フィンランドの町や家を見ていると、簡素に品よく暮らそうという感じが伝わってきます。
日本の(かつての?)暮らし方と通ずるところがあり、
日本の道具との親和性があるのかなと思いました。
さて、搬入作業もだいたい見通しが出て来て、お昼を食べに。
と、ギャラリーのお隣をのぞくと、なにやら家具のデザイン事務所のよう。
興味津々で見ていたら、中に招き入れてもらいました。
中は奥まで広がっていて、かなり大きな事務所。
今年の秋に新宿のOZONEリビングセンターで開かれる、
フィンランドのデザイン展に参加されるとかで、日本にも興味がありそうでした。
おそらく地元ではずいぶん活躍されている方なのだと思います。
「オープニングに見に行くよ!」といって別れました。
国は違えど、デザインやものを作る共通点があると、急に身近に感じるから不思議です。
さてさて、明日のオープニング、どうなることでしょう・・・。
つづく。
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腹ごしらえ。

グループ展の展示会場であるアバインギャラリーを見学した後、

テンションの上がった一行は、旅の疲れも何のその、
フィンランド在住のデザイナー中井さんの事務所でディナーパーティー。
明日に搬入に備えて腹ごしらえといきましょう!
閑静な住宅街にある中井さんの事務所。とってもオシャレです。
壁には日本画。ワインで乾杯です。
ザ、ザリガニ!!ですよ~。
初めて食べましたが、エビというかカニというか・・・、ザリガニな味がしました。
お、美味しかったっす。
ワインを注ぐイケメンは、山口県いちと僕が認定したハンサムくんこと、
グループ展参加者の竹部くん。
武蔵美の参加者はもともと面識のある先生と先輩でしたが、
山口県立大の方々も井生先生をはじめ、気のいい人たちで、
この後の約10日間、とても楽しく過ごしました。
家の外も中も明るく見えますが、現地時刻は10時近く。
フィンランドは北の国、北海道よりずっと北極に近いので、
夏は太陽がなかなか沈まないのです。
いわゆる白夜というやつ。
日本の感覚ではまだまだ寝る時間という感じじゃありませんが、
お酒がまわったか?長野を出てから24時間が過ぎようとしているからか、
眠くなって来てしまいました・・・。
明日に備えてホテルにもどり、バタンキュー。
つづく。
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キートス!モイモイ。

帰ってきました。

フィンランドにキートス!モイモイって感じです。
キートス、モイモイはフィンランド語で、
キートスがありがとう、モイモイがバイバイだそうです。
なんとなく可愛らしい響きですね。

日本からヘルシンキまでは直行便で8時間。
機内で映画を見たり、うとうとしていればあっという間、
あれ、もう着いちゃった!以外と近い国かな。

フィンランド航空ことフィンエアーで行きました。
フィンエアーは開業以来無事故だとか、何となく安心快適な空の旅でした。
空港からはタクシーでホテルへ。
ホテルにチェックインしたらすぐにギャラリーへ。
着きました。
ここが僕たちが展示をするマルック・コソネンさんのアバインギャラリーです。
コソネンさんはフィンランドを代表する家具職人でありアーティストで、
ヘルシンキ芸術デザイン大学で教鞭をとられていたそうです。
作品は国内外問わず人気で、アバインギャラリーも知る人ぞ知るといった存在だとか。
この日は見学だけで、明日一日かけて作品の搬入展示を行います。
つづく。
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