2007年 一覧

豊田市美術館

名古屋の二日目、Kさんに豊田市美術館に連れて行ってもらいました。
豊田市はあの世界のTOYOTAのある市だけあって、
余裕がありますね、かなりレベルの高い美術館を建てています。

今やっている企画展は
篠原有司男氏と榎忠氏のベテランコンビによる、かなりこゆい展示でした。
この美術館のすごいところは展示作品を写真撮影していいことです。
ヨーロッパではあたり前のことですが、日本ではかなり珍しい美術館だと思います。
はやく常識になって欲しいです。
そうそう実は、この企画展の搬入をKさんの会社が手がけたとのことで、
展示の裏話なんかも聞きながら見ることができ、
いつもとは違った視点でとても楽しんで見ることができました。

篠原有司男氏の作品、75歳という年齢を全く感じさせない
超パワフルな作品です。
デカさもすごいですが、エネルギーがだだ漏れています。
記念にKさんに撮ってもらいました。

榎忠氏の作品、カメラのフイルムの入っていたパトローネを使ったもの。
産業廃棄物を圧倒的な物量と構成により美へ昇華させています。
デジカメや携帯で写真を撮るようになり、
日常を記録する行為はよりお手軽になって行くなかで、
記録するフイルムの抜け殻のパトローネは、
ぼくたちに何かを記憶させます。

豊田市美術館は常設展もスゴイ。
現代美術を中心に若手の注目作家を展示していました。
これは奈良美智氏の作品です、いいですね~。
お近くにお住まいで、まだ行ったことのない方は是非行ってみて下さい。
周りは公園になっているので、家族で楽しめるはず!

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名古屋に行きました。

名古屋のKさんの家に『風人と雷人』を届けに行ってきました。
『風人と雷人』は組み立てが難しいところがあり、
ぼくがセッティングするのが確実ということになったので、
少し待って頂くことになってしまいましたが、
無事納品でき安心しました。

(納品に行く前に、最後の仕上げと確認をしました。バッチリ!)

Kさんの家に飾った様子です。
Kさん夫妻がもとても喜んでくれて、ぼくも嬉しいかぎりでした。
倒れないように工夫をしようとか、スポットライトを付けようなど、
楽しそうにあれこれ考えて下さっていて、
ほんといい家にもらわれて行ったな~ぁ・・・と、泣けました。
名古屋なら日帰りも大丈夫だろうと思っていたのですが、
泊まっていってとの言葉に甘えさせてもらいました。
そればかりか名古屋の美味しいものを、食べに連れていってもらい、
お酒を飲んでいろいろ話して、楽しい楽しい時間を過ごしました。

ミソカツに手羽先にひつまぶし、どれもめちゃウマ!
とくにひつまぶしは絶品でした。
うなぎの新しい魅力を知ったというか、名古屋の奥深さを知りました。
みなさんも名古屋に行った際にはぜひにおすすめです。
Kさんの家に行かなければ、そうそう名古屋に訪れることはなかったろうし、
ひつまぶしを知ることも無かったかと思うと、
つくづく作家って不思議な仕事だと思います。
いや、ほんといい仕事だと思います。
ものが売れてお金になること以上に、
人と人との付き合いが生まれることが何事にも変えがたい価値です。
こういった出会いが作家の人生の中で、
もっとも重要なことだとあらためて感じた二日間でした。
ぼくはしあわせものですね。

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会津こてんこ写真。

アルテマイスターから個展の写真を送ってもらいました。
たぶん社内のカメラマンさんが撮ってくれたものだと思います。
なんだかとってもキレイな写真なので、いっぱいアップです!






 



 

アルテマイスターは個展会場として最高の場所だと思います。
展示スペースの洗練された美しさと、
なんとも言えないピリッとした空気が作品を引き立ててくれます。
はじめて入った時からスタッフの方達の感性が伝わってきました。
感性というと抽象的ですが、つまりは努力なんだと思います。
作家の作品が少しでもよく見えるようにしてあげたいと、
看板やポスター、DMなどどれも美しいものを準備してくれました。
事前の営業も、かなり沢山の所を回ってくれたそうです。
あと接客が気持ちいいとか、
単純に掃除が行き届いているとか、けっこう大事だったりするのかな。
地道な積み重ねがギャラリーの空間に血を通わせているのだと思います。
こんなギャラリーと出会えたことは、ほんと幸せなことです。
また会津で、こてんこしたいですね!

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