2007年 一覧

夏だ!日焼だ!草刈だ!


夏と言えば草刈と相場が決まっておりますが、
最近では海だのリゾートだのとこぞって出かけるらしいですな。
夏だもの 行ってみたいね 熱海だね
なんてなオシャレな句の一つでも読んでお茶お濁しますかな。
海なし県こと長野の夏のスポーツといえば当然草刈です。
今若者に人気のスタイルがこの、ロングスイング型の草刈り機なんですけど。
ぼくの愛機はかなり使い込んだクラシックスタイルのものです。
草がからみやすいとか難点はありますが、
エンジンの吹き上がりなんかはまだまだ現役です。
日焼の気になる人には、麦わらスタイルが今年の夏は特にオススメかな!
エキゾチックな雰囲気がポイントだぜっ!・・・
冗談のひとつも言っていないとやってられないのが、夏の草刈、冬の雪かきです。
田舎に住む以上避けては通れない苦行、日焼がヒリヒリ痛いです。
きれいに刈ったところで、数日後にはニョキニョキ、何週かすれば元通り。
人から見るとなんとも無情、草から見ればそれが通常。
経済社会は「成長の限界」なんて言われているけれど、
草はいくらでも生長するのでマクロに見ると地球は大丈夫な気がする。
ナウシカの世界はリアルだね。
本屋に行ったら浅野いにおさんの最新作『おやすみプンプン』が出ていたので、
買って読みました。
この人のテーマってずっと一貫していて、
イジメ、ニート、リストラなど弱者に向ける視線のバランス感が好き。
誰もがいつの間にか巻き込まれている問題、被害者として、加害者として。
ぼくと同世代(たぶん25~35歳の人)なら分かるんじゃないだろうか、
この特有の「暗さ」「閉塞感」。
2005年の作品『ひかりのまち』の完成度は恐ろしい程に高く、
それ以前の『素晴らしい世界』でも描きたいテーマをはっきり持っている人で、
安易な解決策を用意しないところに引かれるんです。
最新作はそのテーマをかなり分かりやすく描き出しているので、
どうしたの?と思ったのだけれど、何か狙いがあるのかもしれないので、
続きが楽しみでならない。
ITだか戦争だか知らないけれど、気がついてみれば世は好景気。
都心じゃビルがニョキニョキと、郊外じゃマンションがニョキニョキと、
草みたいに簡単に刈れやしないから、いらなくなった物件ものび放題。
ニートやリストラ基礎にして、地震の国に建つ不自然か。
諸行無常を味わいたいなら、海行って砂の城でもつくりゃいいのに。
日本の産業リストラで、中国、インド、ベトナムと、むりくりなったか好景気。
つまらん競争に参加したくない人たちもいるんですけどね。
割を食った世代とは呼ばせない生き方を選択するしかないと思う。
今のやり方は続きゃしない、遅かれ早かれこっちを選ばざるをえなくなるのだから。

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いろいろないろ。


(手前からホワイトアッシュ、チーク、ウォールナットの木取り中)
木の色はほんとにいろいろです。
どの木も個性的できれいな色をしています。
たくさんの種類の木の中から、
ケヤキ、ホワイトアッシュ、チーク、ウォールナット
を選んだのは、ほんと「感じ」が合ったから。
出会いみたいなものです。
ケヤキは衝撃的に美しいと思ったし、
チークは手触りのしっとり感、
ウォールナットは美味しそうな色み、
ホワイトアッシュは木目の清さに魅かれました。
この4色にしぼって使っているのは、
それぞれの個性を引き立て合える数だと思うからで、
その性質を把握しきるにもちょうどいいから。
ニオイや手触りだけでも何の木か分かる範囲というのも大切な気がする。
自分の使う材料のコトは誰よりも知っていたい。
材料を知るためには、好きになって触ってみるのが一番。
相手が人の場合と同じですね・・・いや、そういう意味でなく。

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@つながるブログにつなげます。

NHKつながるテレビ@ヒューマンのディレクター上田さんが、
番組のブログにとってもいい記事を書いてくれているので紹介します。
@つながるブログ』につなげてみました、ぜひご覧ください。
記事ではテイクジー・トイズに起こった6月の珍事を分かりやすく解説してくれています。
「ブロガー達は、ハイテク好きとは裏腹に、木とかそうゆうものに実は弱い」とか、
ぼくが読んでいて、なるほどーでした。
最近はブログ発信かNHK発信か分からなくなって来ましたが、
いまだにお問い合わせを頂いています。
どちらにしても沢山の人に知って頂けたのは、嬉しいかぎりですね。
個展を何十年したら知ってもらえる人数なのだろうと考えると、あらためて驚きます。
かといって作品が沢山出来ないのは変えようがないので、
ぼくとしては今までどおり丁寧に作品をつくって行ければそれでよしです。
まぁ、それしかできないんですけどね。

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