2007年 一覧

これぞ工芸!


今日は本間友幸『薔薇貫入釉の陶展』を見て来ました。
本間さんは薔薇貫兄貴や薔薇貫マンとしてこのブログに時々登場して来る、
ぼくの友人であり師匠でありヒーローです。
なぜ薔薇貫入と言うかはですね、
陶器には釉薬というガラス質の上薬がかかっています。
焼き上がった後に温度が下がって行く過程で釉薬に入るヒビのことを貫入といいます。
その貫入が重なり合って、まるで無数の薔薇のように見えることから
「薔薇貫入」と本間さんが命名しました。


日本陶芸展、菊池ビエンナーレなど数々の公募展に入選する薔薇貫兄貴の
薔薇貫入の魅力を存分に楽しむことの出来るすばらしい展示でした。
まだ31歳の作家がこれだけの力ある作品を並べ、
存在感のある展覧会を開くことが出来るなんて、そばで見ているのに驚きです。
これぞ工芸ですね、迷わず進んでいる人は強いです。
今日が最終日で薔薇貫マンも会場にいました、お疲れさまでした。

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地震は大丈夫です。


昨日、NHKから作品達が帰って来ました。
その荷物と一緒にNHK特製DVDが入っていました。
マスターだけあって画質も色もめちゃキレイ。
これが劣化することなく保存できるんだから時代は進んでますね。
親切丁寧なディレクターさんに感謝です。
うれしいことにつながるテレビのHPでもtake-gを紹介してくれています。
さて、中越沖地震が起きて一週間が過ぎました。
被害に遭われた方、避難生活を続けていらっしゃる方が、
1日も早く普通の生活に戻れるようお祈りいたします。
ぼくの住む中野市は震度5強との発表で、
ニュース速報でもすぐに市の名前が出て来たらしく、
心配した知人等から安否確認の電話を頂きました。
そしてNHKの放送を見て下さった方からも心配メールやコメントを頂きました。
ほんとうにありがとうございました!
で、どうだったかというと、
実のところ震度5強というほど揺れなかったんじゃないかと思います。
その時の体感では震度3~4位かな?と思っていたくらいですから。
ぼくの家が平屋のアパートだからかもしれませんが、
物ひとつ落ちることもなかったので、これほどの被害が出ているなんて、
次の日の新聞を読むまで想像できませんでした。
このようなぐあいでぼくの家は大丈夫です、ご心配ありがとうございました。
ちなみに中野市は扇状地なので、
地盤が地層と連続しない(表現あってるかな?)のであまり揺れないそうです。
前回の中越地震の時も実家の埼玉より揺れなかったくらいなんです。
もちろん直下型ならだめでしょうから備えはしないといけませんけどね。

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斉藤さんありがとう!


昨日NHKの放送を録画したDVDを見ました。
ナイスなパッケージ入りで、
市川姉さん(ナガブロの管理人でありウェブデザイナー)が送ってくれたのです。

まず言いたいのが「斉藤さんありがとう!」です。

(番組への斉藤さんの投稿によって、取材依頼がありました。)
いったい何処の何方なのでしょう?
お礼の手紙の一枚でもお出ししたい気持ちなので、どうかご連絡ください。
心当たりのある方からの情報もお待ちしております。

コメント欄もしくはメールで、
『斉藤さんを探せ!』のコーナー宛にお送りください。

いや~、斉藤さんには感謝感激雨あられです。
もうそれこそ全国138683世帯の斉藤さん宅を訪問して、
片っ端からお礼を述べて回りたいぐらいの気持ちです。

そうなるってえと、1日に20斉藤家に御礼申し上げられたとして、
ぼくの脳内スーパーパーソナルコンピューターがはじき出した答えは、
6934日→約19年がかりの大事業となります。
あらら、こりゃ大変だ・・・もう制作どころじゃないじゃないですか。

でも、もしやり遂げたとしてその暁には、
工芸作家よりも挨拶家としての評価は揺るぎないものになっているでしょうな。
インターホンを鳴らす絶妙なタイミング、背筋と脚線の織りなす美しい角度、
利休のもてなしの逆を追求すべく求めた侘び寂びの世界。
十分にやる意義はある!、いやない!

さて、冗談はさておきとてもいい番組でした~!
外国人の方へのインタビューやギズモードへのインタビューなど、
さすがNHK!と感激。
土田さんの「マジンガーZスタイル」の言葉に自分の追求して来たなにがしかを、
的確に表現してもらった気がして、感動の涙がほほをつたいました。
担当のディレクターさんは、
ぼくがものづくりに対して大切にしている部分をよく理解して下さり、
視聴者の方に分かりやすくまとめてくれたのだと思います。
皆様からの反響のわけがよく分かりました。
長野まで来て下さった撮影班の皆さん、放送に関わって下さった皆さん、
ほんとうにありがとうございました、感謝いたします!

メールでのお問い合わせの返信は、今折り返し地点を回った辺りです。
まだ返信ないんだけどぉ、と言う方はもうしばらくお待ちくださいませ。
ご注文には順次対応させて頂いていますので、お待ちくださいませ。
(発送したことをお知らせするメールを忘れてしまった皆様、申し訳ありません。)

あと、300万アクセスは多すぎるとのご指摘ありがとうございました。
ぼくも勉強させて頂いたところ、この数字はヒット数というものだそうです。
今はページビューで表現するのが一般的とのこと。
これに相当する当方のページビューは35万となります。
アクセスと言う表現に決まった基準がないので
(アクセスはヒット、ベージビュー、ビジットなどの意味を含む)
間違えと言うわけではないようですが、
誤解を招いたとしたらお詫びいたします。
どちらにしても個展で少しずつ広まって来ていた今までを考えれば、
途方もない数字で、実感することのできない数字です。
正直なところぼくはこういった数字をほとんど信用していません。
何人が見たということより、誰に何が伝わったかということの方が遥かに大事なことだからです。
例えば放送後から頂いているコメントやメールでの感想は何にも変えがたいものです。
ご指摘も含め心より感謝いたします。

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