こてんこ てん展 一覧

木の車を作ろう。

昨日に引き続き、『ナガノ 新 コンセプトゥス』展のワークショップの2日目です。
会場は昨日と同じロマン美術館前テントの中。
心配していた雨にも見舞われず、快晴です。
今日も子供達とそのご家族を中心にたくさんの参加者が集まってくれました。
中には「こんな機会ないからね!」といって
遠方から来て下さった方もいて、嬉しかったです。
さあ、頑張っていきましょう!と気合いが入ります。

今回は寄木の車を作ります。
まずは、ウォールナットとホワイトアッシュの2種を寄せ木してきた板を、
車のカタチに切り出します。
子供達には、糸のこがなかなか難しいようす。
力の入れ加減で糸のこの刃が思わぬ方へ流されてしまいます。
自分で決めたカタチになるように、みんな真剣な目をしていますね。
次にボール盤を使い、タイヤの軸を通す穴と丸い窓をつくります。
作品づくりの流れは昨日と同じです。
自分の決めたカタチに切り出した後は、ヤスリがけ。
みんなそれぞれカタチが違っていますね。
一つとして同じものはありません。
オイル塗装したての車たちはピカピカに光って、いい感じです。
作品の完成後に参加してくれた子たちと記念撮影。
よく頑張ったね!
「車の窓は四角くなくちゃ!」という彼。
そうか、わかった。・・・なんとかしよう!と彼も僕も頑張りました。
いい感じに出来たね。
2人ともそれぞれに個性的な車になったね。
 
昨日のアクセサリー作りも参加してくれた彼は、
ヤスリの番手が上がれば上がるほど作品がきれいになるってわかったら、
今日は自分から「オレ400番までやする!」って参加者みんなをひっぱてくれました。
みなさんのピカピカの笑顔に、準備からの疲れも吹き飛びました。
よい作品がたくさん出来た2日間、夏のよい思い出になりそうです。
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寄せ木のアクセサリー作り。

今日は、『ナガノ 新 コンセプトゥス』展のワークショップの初日です。

朝、美術館に着くと、
すでに学芸員さん達がテントをはったりと準備が始まっています。
参加するみなさんも、ぞくぞくと集まってきました。
家族と来た小学生の男の子、女の子。
男の子3人組や、おひとりで参加する中学生や大人の方も。
地元の美術部の中学生達も机を並べたり、風船で飾り付けをしたり、
ワークショップのお手伝いに来てくれていました。
では、ワークショップのはじまりです。
まずは作りたい形を決め、寄せ木してある板にえんぴつで下書きをしてもらいました。
電動糸のこは一台だけなので、下書きができた順にどんどん切っていきます。
糸のこを使うのが初めて。というかたがほとんどで、ちょっと苦戦しているようでしたが
みなさん真剣に自分で決めたかたちに切り出していました。
ボール盤で紐を通す穴をあけて・・・
次の作業は、ひたすらやすりがけです。
側面を荒目のヤスリでやすります。糸のこの歯でギザギザになった断面を
滑らかにしてくのは一仕事です。
次は角を落としながら、さらにひたすらやすりがけです。
角ばっていた一片の木材がやがて、つるんとした作品に。
目指すカタチに近づくようにまた下書きを加えます。
やすることにも疲れてはじめていることとおもうのですが
小さい子はお母さんの力を借りたり、友達と協力したりして、
みなさん辛抱強く木を磨き続けていました。
予定時間はとっくに過ぎてしまい、お昼休憩を各自とりつつ
ひたるらやするやすること2時間から3時間以上経過。
できあがるかたもでてきて、
仕上げに・・・
オイル塗装をしたら
紐を穴に通し
ほら、できた!
皆さんの満足した笑顔に
僕が一番満足したかと思います。
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美術館、はじまりました! 

本日『ナガノ 新 コンセプトゥス』展がはじまりました。
昨日、いつもながらギリギリセーフで僕の作品搬入が終わり、
無事初日を迎えることができました。
めでたい!
美術館のみなさん、大変お世話になりました。

この美術館は、新国立美術館などの設計で知られる建築家黒川紀章さんの作品で、
かつてのバブルの時期に建てられたことも相まって、
美麗荘厳で、贅沢な建築になっています。
展示用のケースなどもデザインや質感がすばらしく、
入る作品の方が恐縮してしまいかねないパワーがありますが、
寄せ木の作品達はどうにか立ち向かってがんばってくれていました。
他の作家さん達の力のこもった作品もたくさん見れますので、
9月23日までにお時間がありましたら、是非足をお運びいただければと思います。
あと、8月11日(土)、12日(日)には、
『アートに浸ろう!2日間スペシャル』と題して、
6つのワークショップやライブペイントなどが行われます。
僕は、
11日に「寄せ木のアクセサリー作り」
12日に「木の車を作ろう」
の2つのワークショップを担当します。
どちらも定員10名で要予約(0269-33-8855美術館)となります。
入館料のみで別途参加費は必要ありません。
「寄せ木のアクセサリー作り」は正確には、
寄せ木の材料をつかってアクセサリーを作る作業になります。
では、皆さまのご参加楽しみにお待ちしております!
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