2008年10月 一覧

ダニ・カラヴァン展

個展の合い間をぬって、いろいろな展覧会を見にいっています。
しかしなんです、東京は見たい展示がいちどきにありすぎて困るくらいですね。

さてまずは『ダニ・カラヴァン展』です。
これは山田節子さんに薦められて見に行きました。
世田谷美術館は砧公園のなかにあり、とても雰囲気のある建物です。
カラヴァンさんの環境彫刻なる表現って?と思っていましたが、
まさに一見にしかずで、すぐれた展示方法も相まって感動しました。
絵画表現から舞台美術、そして環境彫刻へ至る作家の軌跡をたどる
展示の流れがよくまとまっており、
最終的に到達するあまりにも巨大でいて、環境と調和した表現へと
作家が成長していくさまを感じ取ることが出来るようになっています。
見るものの感じ方はそれぞれでしょうが、
やはり、その美術館の学芸員さんの力量次第で
伝えたいことを明確にすることは可能なのだと思いました。
非常に優れた展示であったと思います。
この展示の良さを引き立てた装置として、美術館外の公園の存在もあげられます。
美術館自体が公園の環境を取り込んだような中庭を持ち、
公園を通り抜けて訪れる来館者に見る準備を促がしているようでした。
ぼくが行った時は、祝日ということもあってか公園は大勢の親子連れでにぎわっていて、
高校生のブラスバンド部のコンサート(かなりレベルが高い!)も開かれていたりと、
久しぶりの休日を美術館で楽しもうというぼくには贅沢な時間をすごすことが出来ました。

ということで、世田谷美術館はおすすめです!
他にもいい展覧会を見に行っていますが報告は後日。

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13日は、ミタテイキュウ。

13日は、祝日ですが定休日のため個展はお休みです。
くれぐれもご注意ください。

さて、無事個展を開催でき5日間が過ぎました。
初日より沢山のお客様にお越しいただき、
まだ一週間を残すにもかかわらず、
「ほぼ完売御礼」という、うれしい悲鳴であります。
詳細をお知らせいたしますと、
残っている『小さい作品』は「福助」1体、「天狗」1体、やっぱりか!「落ち武者」2体です。
『大きい作品』は完売となりました。
なお、ブロックやズーは数点ずつ在庫があります。
遠方からお越しの予定の方は、
その時点での状況をミタテにお問い合わせいただくとよいかもしれません。
ただ、全ての作品を会期終了まで展示いたしますので、
多くの方に見に来ていただけると嬉しいです。
遊べるスペースもありますので、お子様連れのお客様も大歓迎です。
ちなみに、ぼくの在廊日は18日と19日になります。
お待ちしております!
最終日、「落ち武者」は生まれ持った才能を発揮して、
今回もまた落ち延びてしまうのか、ある意味楽しみです。

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From Australia and Italy.


ほんとうに海を越えてやって来てくれました!
オーストラリアとイタリアの方です。
ミタテには通訳のできるスタッフがいて、
直接お話しすることができ、
作品を通し、言葉を超えて伝わるものがあることを、
改めて実感しました。


もちろん日本の各地からも沢山のみなさんにお越しいただき、
とてもうれしく思います。
特に初日には、ぼくの個展のためにとられた有給休暇の数に驚きました。
みなさん、お忙しい中ほんとうにありがとうございました。
8日には、武蔵野美術大学の特別講義があり、
山田節子さん、十時啓悦先生とぼくでお話をしました。
講義全体は山田さんの構成で、
エフスタイルやナガオカケンメイさんなどとのお仕事や関わり、
ぼくとの出会いや成長のことなどをお話いただき、
ぼくはそれに付け加えるかたちで、学生の時のことなどをお話しました。
後輩たちに何か少しでも伝わることがあればと思います。
(講義はギャラリーの地下にあるリラインスのショールムで行ないました。)

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