たん吉の木
たん吉の木(アーモンドの木)に実がなりました。
植えてから3年、初めて実をつけてくれました。
たん吉の木?はぁ、ですよね・・・
この木は、3年前に横浜で初めて個展をした時に、『たん吉とそん吉』という作品を買っていただいた方に、もらった木です。その方は幼稚園の園長さんで、作品を届けに園に伺った時に、園の庭で育てていた、アーモンドの木とクルミの木の苗木を、お土産にくれました。その苗木を長野に帰って、庭に植えました。すっごく小さな苗木だったので、すぐとなりに植えて「たん吉の木とそん吉の木」と名付けました。はじめは弱々しくて、枯れちゃうんじゃないか心配で、毎日水をやりました。3年もするとかなり木らしくなって、葉っぱもモリモリつけています。今年はかなり勢いをつけてきていて、ちょっと近くに植えすぎちゃったと後悔するくらいです。春にはキレイな白い花をつけて、気がつくとたん吉の木に実が!まだほんの数個ですがうれしいものですね。ちなみにアーモンドの実は幸運を呼ぶそうです。
『たん吉とそん吉』の運んできてくれた、幸運はこれだけじゃなくて、園に置いてあるたん吉そん吉を見て幼稚園保育園におもちゃや教材を販売している会社から、デザインの仕事の話をいただいたんです。無名の作家にこんな大きな会社から仕事が来るなんて、ビックリ!でした。(ちなみにこの会社は、佐藤可士和さんとFUJI幼稚園の仕事をしているところです。)そこから二転三転あって、自力でつくったテイクジー・ブロックを販売して頂くことになったんです。
なにが1番幸運だったって、やっぱりブロックを思いつくきっかけを与えてくれたことです。
ものづくりをしていて感じるいろいろな問題に、すごくキレイな、すごくシンプルな答をだせたと、思いついた時はほんとうにうれしくって・・・。
僕ってやっぱり、ついてるんです。