こてんこ てん展 一覧

Group exhibition in Finland ! 

 


■【 日本のいろ 】
日時:2010年 6月20日(日)~6月24日(木) 11:00-18:00 
   オープニングパーティー 6月19日(土) 18:30- 
場所: アバイン・ギャラリー Luotsikatu 4, piha, 00160 Helsinki Finland
後援:在フィンランド日本国大使館、スカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団

木に対する感性が似ていると言われている、フィンランドと日本。
フィンランドでは、原産地を代表する白木(白樺)の良さが活かされています。  
日本にも、昔から「木の文化」があり、
日本人は暮らしの中に賢く森林の恵みを 取り込む事で、
何世代にもわたって「美しい森林」を育んできました。 
しかし、現状の我が国の森林は、林業の採算性や、山村の過疎化などにより、
「植える・育てる・収穫する」という環境循環が崩れている状況にあります。
我々は、この展示会でフィンランドと日本文化の相違を検証すると共に、
日本を 代表する竹材や、漆・自然油塗装などを利用し、
改めて日本文化の継承を踏まえた “ いろ”を再認識し追求していきたいと思います。
自然の美、伝統の技、素材の可能性を大切にし、生活を豊かにするものを作り続け、
将来性のある日本の“ いろ”を探り続けていければ幸いです。 

They say Finnish and Japanese sensitivity to nature is very alike. 
In Finland, Shiraki (White wood, Birch) is mostly used in daily Finnish life.  
In Japan, we have been cherishing forest and protecting nature from 
generation to generation. We both are living with the blessing of the forest. 
Nevertheless, we Japanese are facing a danger in Japanese forests today. 
Because of depopulation, there are not enough people 
to take care of “planting” “cultivating” and “harvesting” which we call “Circle of 
nature”, and accordingly it is now collapsing.  
Taking this opportunity of exhibition in Helsinki, 
we hope to verify the virtue of Finnish attitude towards nature. 
And thus we hope to keep the virtue of Japanese feeling towards nature 
and traditional skills of making good use of the typical Japanese material, 
bamboo, and of the special lacquering using “urushi” and other natural oils, 
which Japanese young generation today is less aware of.  
Our aim is to find how to relive an Art of Japanese tradition which 
would help us improve the “Quality of Life” , in collaboration with Finnish designers.
■出展メンバー  
【日本】   
1)十時啓悦 武蔵野美術大学教授 http://www.musabi.ac.jp/koude/wood/top.html 
2)井生文隆 山口県立大学教授 http://blog.ypu.jp/fio/ 
3)太田邦宏 orihinuk代表 http://orihinuk.jp/ 
4)中川岳二 take-g toy`s 代表 http://take-g.com/ 
5)平川和明 LB FURNITURE WORKS 代表 http://www.lb-furniture.com/ 
6)中谷昭子 ラップランド大学 大学院生   
7)竹部徳真 山口県立大学 大学院生  

【 フィンランド 】  
8)中井忠佳 グラフィックデザイナー フィンランド在住 http://www.nakaidesign.com/in-design/  
9)マルック・コソネン 元ヘルシンキ芸術デザイン大学教授 http://www.markkukosonen.com

この展覧会は、恩師である十時先生の呼びかけにより、
フィンランドでもデザイナーとして活躍されている山口大学の井生先生と
武蔵美の先輩の太田さんが中心となり開催の運びとなりました。
(上記、展覧会要旨は太田さんが考えてくれたもの、カッコいいです!)
フィンランド在住のデザイナー中井さんの助けで、
現地での準備も完璧に進み、とてもよい展覧会になりそうです。

最初は、十
時先生と僕で海外で展覧会をしようという話から始まったのですが、
このかたちになってほんとよかったです。
今にして思えば太田さんの力なくして、
この展覧会がまとまったものになったとは考えられません。
教授陣と打ち合わせをして、若手をサポートしつつ、作品作りもする。
こういうのをリーダーシップというのでしょうか、
作品作りで手一杯の僕には全くといって備わっていないものだなぁと。
ほんと太田さんの御陰さま、感謝します!

いろいろと先輩に甘えている分、作品作りは頑張らねばなりません。
新作、是が非でもよいものにしなくっちゃ。
展覧会に僕なりの「いろ」が添えられるように、明日も早起きだ!
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ありがとうございました!

18日に、こてんこてん展inMITATE2010は、無事終了することができました。

今回の個展も沢山の方に足を運んでいただき、
作品を連れて帰っていただいたり、
うれしい感想を聞かせていただいたりと、心より感謝しています。
ありがとうございました! 
福助もぺこぺこぺこりんと、お礼を申しておりました。
17日に行ったトークショーの時にお集まり頂いた方々、ありがとうございました!
僕の想像以上に沢山聞きに来てくれたので、嬉しさのあまりうれし泣きでした。
あ、嘘をつきました、・・普通に泣いただけでした。
31歳、男、・・・お恥ずかしい限りです、いや、あれは雨が目に入っただけであり・・・。
なんというか、できるだけ忘れてくださいなのですが、
聞き手の山田節子さんが、
僕の作品を評する時に教えてくれた言葉が、忘れることができません。

 むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、
 ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、
 (まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに)

これは井上ひさしさんの残してくれた言葉だそうです。
この言葉を聞いた瞬間、身震いがするくらい僕は驚きました。
座右の銘とはこういうことかと、
一瞬にしてその言葉が持つ、僕にとっての重要さを理解しました。
ぼくが作品づくりで大事にしていることが詰まっている言葉だと感じたからです。

おもしろいことをまじめに、ゆかいで、ヘンテコな作品をつくってきたつもりです。
海のものとも山のものともつかないヘンテコにどんな価値があるかも分からずに、
ただ好きなことをやみくもに作り続けて来ました。

そして僕に自分でも分からない作品の持つ価値を確認させてくれるのが、
見に来てくれる皆さんです。
見てくれる、感じてくれる人あっての、作品であると改めて思います。
こんなヘンテコを見に来てくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。
よりよいヘンテコが生み出せるよう、これからも努めて参ります。

あっと、この「ヘンテコ」というのは、すごくいい意味で使っています。
そのことは、長くなりそうなので次回のブログで。


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こてんこ、まだまだ開催中。

30日から始まったこてんこてん展は、
昨日の月曜日お休みをいただき2週間目を迎えております。
初日よりほんとうに沢山の人にお越しいただきました。
嬉しく思っています、ありがとうございました。
ぼくはといえば、先週1週間在廊しまして、昨日長野に戻りました。
あとは、最終日とその前日の17日(土)18日(日)に在廊しますので、
また皆さまに会えることを楽しみにしています。
何か質問などがあればどうぞお気軽に話しかけてください。
写真は個展の様子です。

さて、
おかげさまで、作品達はほぼ行き先が決まりました、ありがとうございました。
個展最終日まで全種の作品は展示されておりますので、
新作の大きさや、寄せ木の質感を直に感じて頂ければと思います。
残っているのは12号と16号17号の大きな作品のみとなりました。
小さな作品の制作のがんばりが足らなかったようで、
個展開始早々に来ていただいたのに
お買い求めいただけなかった方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これからお越しの方、とくに遠方からお越しの方は
その時点の在庫をミタテにお問い合わせいただければと思います。
関東一円は桜の季節です、
東京の六本木周辺にお出かけの際は、是非ミタテにお立ち寄りくださいませ!
さて、個展の合間とはいえ次の展示がもうそこまで迫っていますので、
フル回転で次の制作をがんばろうかと思います。
あ、でもまだ引っ越し作業の残りもあったりでバタバタですが・・・。
北信地域は桜も桃もリンゴの花もこれから競うように咲き始めます。
花もほころぶ季節に救われて、はかどればいいなと思います。
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