2007年11月 一覧

アイデアのカスすっか。


アイデアって、出すんでしょうか、出るんでしょうか?
ぼくはアイデアが出ないで悩んだことがありません。
と言うより悩んで出るもんじゃなかろうと思ってるとこがあります。
学生時代の恩師が、
「悩むってのは、机に向かったうんうん唸ってることじゃなくて、
外に出て沢山のものを見ることだ。」
なんてなことを言っていました。
これは真理だと思います。
今は田舎に住んでいるので、美術館などなかなか行けないけれど、
学生時代に溜め込んだ資産が、頭の中でいい塩梅になって、
ぼくを助けてくれます。
アイデアをつめてディテールを決めて行くのは、
時間もかかるし悩みどころは多いのですが、
ヒラメキの段階で悩んだことってないし、
アイデアはいくらでも浮ぶのは、
学生時代に美術館代だけはケチらなかったおかげですね。
ぼくはスケッチもしますが、いきなり立体で考える方が得意なので
アイデアを考えている時の机の上は、かなり散らかってます。
これ、ほとんどはアイデアのカスです。

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豊田市美術館

名古屋の二日目、Kさんに豊田市美術館に連れて行ってもらいました。
豊田市はあの世界のTOYOTAのある市だけあって、
余裕がありますね、かなりレベルの高い美術館を建てています。

今やっている企画展は
篠原有司男氏と榎忠氏のベテランコンビによる、かなりこゆい展示でした。
この美術館のすごいところは展示作品を写真撮影していいことです。
ヨーロッパではあたり前のことですが、日本ではかなり珍しい美術館だと思います。
はやく常識になって欲しいです。
そうそう実は、この企画展の搬入をKさんの会社が手がけたとのことで、
展示の裏話なんかも聞きながら見ることができ、
いつもとは違った視点でとても楽しんで見ることができました。

篠原有司男氏の作品、75歳という年齢を全く感じさせない
超パワフルな作品です。
デカさもすごいですが、エネルギーがだだ漏れています。
記念にKさんに撮ってもらいました。

榎忠氏の作品、カメラのフイルムの入っていたパトローネを使ったもの。
産業廃棄物を圧倒的な物量と構成により美へ昇華させています。
デジカメや携帯で写真を撮るようになり、
日常を記録する行為はよりお手軽になって行くなかで、
記録するフイルムの抜け殻のパトローネは、
ぼくたちに何かを記憶させます。

豊田市美術館は常設展もスゴイ。
現代美術を中心に若手の注目作家を展示していました。
これは奈良美智氏の作品です、いいですね~。
お近くにお住まいで、まだ行ったことのない方は是非行ってみて下さい。
周りは公園になっているので、家族で楽しめるはず!

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