ろくろ。
これロクロ(正確には旋盤という機械)で削り出していくところ。
四角い状態だと一体何ができるのって感じですが、
あら不思議なにやら出来て来ました。
回転させて削るので、当然回転体しかできません。
なのであまりロクロのみでの作品はないです、
まるっこい作品が多いけれど以外と使ってない機械。
ぼくの作品だと『花ずきんとねぎぼうず』なんかがこれでできてます。
普段は丸棒などパーツづくりに多く使います。
目や口らしき所が白いですけど、これは仮に埋めてある木です(取れます)。
面倒でもこうしないと刃物がひっかかったり、面がだれたりしちゃうのです。
久々の大きな回転体だったので、少し緊張したけど、
始まってしまえば楽しい。
シュルシュルっと削れる音がたまらなく良いのです。
と、調子に乗っていると・・・ガッ!ガガッ。
一瞬気が緩んだら、刃物が食い込んで弾け飛ぶっ。
冷や汗・・・。
なんとか修正できたので、よかった。
寄せ木を地道にやって来た地道の塊が、
一瞬で不意になってしまうかもしれないってのは肝が冷えます。
失敗は付き物なんで、修正を上手くするのも技の一つ。
今回の失敗は次ぎに生かせそうなので、収穫でもあったと前向きに乗りこえとこ。