でっきるっかな!

さてさて、フィンランドでのグループ展まで一週間と迫ってきました。
17日には飛行機に乗って・・・。
って、おい!
でっきるっかな?でっきるっかな!パヤパヤパッパ~?
新作の一輪挿しはできてるのかね。
旅の準備もあるので、普通の個展のように搬入の朝まで夜通し塗装とか無理ですよ!
今どんな感じか制作を巻き戻して見てみましょう。
でっきるっかな?

たくさん作ってます。
今までで一番ロングな目に挑戦、でっきるっかな。
ホラーじゃないよ、あれ?ビックリして口から何か出てますよ!
着物は作るのが大変なので、なるべく薄く切り分けて、でっきるっかな。
さて、頭と着物を圧着すれば、寄せ木作業は完了です。
え、え、何?このカワイくない感じのやつ?
ちょっとまじホラーじゃん!
自分で設計したのにもかかわらず、この段階では毎回少し不安になってしまいます。
ほんとに可愛くなるのかな?でっきるかな、パヤパヤパッパ~?
いよいよ削ります。
ぐるんぐるん、ぎゃ~目が回る。
なんか頭が伸びてきちゃった。
徹子かな、黒柳の徹子かな?
でっきるっかな?でっきるっかな!パヤパヤパッパ~?
ふりが長過ぎましたが、可愛くできて一安心。
後は、かんざし付けて、塗装して、ぎりぎりセーフで、でっきるっかな!
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コメント(6)

  1. お久しぶりです。
    教えていただいた通り、まつもとクラフトフェアーに行ってきました、とても参考になりました。ありがとうございます。
    六本木の展示会の時にお話しさせていただいた、橋本です。
    工程を細かく写真で公開していただいて分かりやすく、大変興味深いです。
    ちなみに目の部材は、どのようにして仕上げの寸法まで丸めるのですか?
    大変そうですが、頑張ってください。

    taishi2010.6.13 22:24
  2. >taishiさん
    お久しぶりです。
    まつもとクラフト行きましたか!いいですね~。
    ぼくは今年は忙しすぎて、行けなかったのです。
    行けないとなると、
    すごくいい作品があったんじゃないかなぁ、
    見たかったなぁ、と思っていました。
    さて、目は糸のこで切り出した後は、
    ヤスリで丸く仕上げます。
    いろいろと方法を考えたのですが、
    内側の黒目部分から正確に白目を出そうとすると、
    結局は手で微調整するしかないという結論です。
    時間がかかる作業なので、
    なるべくロングに作れるようにして、
    一本で3体分くらいの目になるようにしています。
    もう少しロングに作れるように挑戦中です。

    中川岳二 (2010.6.14 07:04
  3. はじめまして。
    『芸術新潮』で中川さんの作品に一目ぼれして、
    大ファンになりました。
    今回の記事で、あのかわいい子たちの衝撃の姿を見られて感激です!
    フィンランドまではなかなか行けるものではないので、
    日本で中川さんの作品にお目にかかれる日を楽しみにしています。
    よい旅を!

    ヒロコ (2010.6.14 20:27
  4. >ヒロコさん
    はじめまして!コメントありがとうございます。
    『芸術新潮』で見て頂き、
    気に入ってくださったとのこと、とても嬉しいです。
    たしかに「衝撃の姿」ですよね。
    ひとつ目を削りだすまでは、ドキドキして気が気でないという感じです。
    なにしろ沢山作ってしまっているので、
    どうにも可愛くならなかったら・・・・。
    考えると恐ろしいです。
    設計の段階で決まっていることなのですが、出来上がるまではドキドキです。
    日本での個展は一年ぐらい先になるかと思いますが、
    よい作品を沢山作って、
    見に来て良かったと思って頂ける展示ができるよう努めますので、
    どうぞお待ち下さいませ!

    中川岳二 (2010.6.15 19:32
  5. 詳しく教えてくださってありがとうございます。
    やはり手作業になるんですね。
    中川さんを見習って、自分もがんばります。
    フィンランドのお話も是非アップしていただきたいです。

    taishi (2010.6.16 01:21
  6. >taishiさん
    手作業なんです、やっぱり。
    正確に正確に作ろうとすれば、
    きっとコンピューターで制御された機械で作る方が
    早いし「うまい」かも知れません。
    だけれど、きっと手作業の中にある、
    個人個人のクセのようなものから生まれる、
    微妙な揺らぎが、工芸を工芸たらしめるのかな、なんて思います。
    フィンランド報告、いろいろしたいと思っています。
    文化の一端が見えるような報告ができればよいですね。

    中川岳二 (2010.6.16 11:45

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