悩むことも。
ブログをはじめて、悩むこと、深く考えることが減っていたように思います。
もちろんそれはとてもよいことだと思うのだけれど・・・。
どんな作家でも制作の日々はだいたい孤独なものだと思います。
だからかどうかは分かりませんが、独り言のかわりに、
ブログでたわいのないことや、思いついたことを書いたりする。
その記事に対してのコメントがあれば、笑ったり、考えさせられたり、励まされたり。
個展以外の場で、自分の作品を知ってもらい、意見をもらえ、
作品づくりの向こう側にたえず誰かがいてくれる心強さが、
制作の場まで変えてくれるように思います。
僕の場合、多くの人に自分の作品を知ってもらえるチャンスを
与えてくれたのもこのブログなわけです。
でも何故だろう?多くの人に知ってもらえば知ってもらうほど、
日記や覚え書き程度のはずの存在が、大きな存在になってしまうように思え、
制作活動の中で重要さが増していくほどに、
いわゆる「つまらぬ悩み」など書く必然性が失われていくように思えて。
ネット上に溢れる、掃いて捨てるほどの悩みを、
また1つ増やすことに生産性は感じられないかなとか。
まさにこんなことをつぶやく感じが、いかがなものなのかと。
悩まずにすむように思えたブログが、悩みを書くコトを悩むなんて、不思議です。
でも何故だろう?時には吐き出さずに、深く悩んでみるってのも重要なのかもしれません。
ただの考え過ぎでも何でもかまわないんです。
自分が表現しているもの自体を疑ってみたり、その疑問がどこから来るものなのか
見極めてみないと進めないように思うこともあります。
「迷わず行けよ!行けば分かるさ!」って時ばかりではありません「人間だもの」なんちって。
KEKRMDさんコメントありがとうございます。
たまに悩んだりしながら、更新続けてまいります。
お久しぶりです。
しんペー (2009.3.9 10:57)自分もいつもココには足を運びます。
そして、偏った考えの自分は、中川さんの思うまま表現すれば良いのではと思ったりしてしまいます。
うまく言葉には出来ないのですが、言葉がある時間、言葉の無い時間、作品等いろいろの事を全てひっくるめて中川さんなのだと思うので。
何言っているか分からない感じでスイマセン。
あまりにも沢山の方がここを訪れた結果であり、喜ばしいことでもあるのですが、以前の「つぶやき」のようなものが好きでした。
Panana (2009.3.9 21:21)その「つぶやき」は中川さんを表し、そしてその作風をも表しているように感じていました。
ただ、沢山の方が読んでいるということは、沢山の違った考えで読んでいる訳で、どうしても「自分の考え」というよりは「差しさわりのない」文章になるのは仕方のないことだと思います。
制作においては、吐き出すことが良いのか、吐き出さず反すうすることが良いのか良く分かりませんが、BLOG更新は楽しみにしています。
そしてこの場での制作過程の紹介、作品の紹介なんかも楽しみにしています。
中川さん、こんにちわ。先日アップルシティで一緒になった協議員の畠山です。はずかしながらこんなちかくにこんな芸術家がいることを今まで知りませんでした。作品を見て感動しました!今後もご活躍されることを近くから応援しています。
ウルトラのママ (2009.3.12 10:11)こんにちは。
richa (2009.3.12 14:03)いつもブログを楽しみにさせて頂いている中川さんの1ファンです。
生産性って一体どこまで必要なのでしょうか…。
人の全ての行動が生産的であればなぜかそこには魅力を感じられなくなるのは私だけでしょうか。表向きのことを伝えるだけではその人自身の持っている魅力が感じられなくなることもまた事実なのかもしれないと私は思います。わがままですかね…すみません。
私はこれまで見てきた中川さんのブログ、すごく好きです。もちろん作品もいつか欲しいなぁ!と密かな夢の一つにしている位好きです。
悩みを感じてそれと向き合ってその悩みが自分で解消できた時、確かに人は大きくなれる事と思います。自分の納得できる所まで考えるのも時には必要かと思います。
結局何が伝えたいのかわからない文章ですみません。つくづくバカチンで困ります。
ただ、どうゆう答えが出ても周りは中川さんを応援している気持ちを持ってると思うんです。
だからこれからも立ち寄りますね~。
>しんぺーさん
中川岳二 (2009.3.13 21:25)「言葉がある時間、言葉の無い時間、作品等いろいろの事を全てひっくるめて中川さん」
まったくその通りだと思います。
表現する全てがその作者を表しているのは間違いない事実なのだと・・・、
作品だけを問う、なんてコトは過去にも未来にも多分ないのでしょうね。
そこが悩ましいような、面白いような、です。
>Pananaさん
中川岳二 (2009.3.13 21:40)感服です。
やっぱりぼくも「つぶやく」の好きでした。
ここまで微妙な感じを理解して下さっているのは、
Pananaさんが初期からの読者であり、おそらくはご自身もブログを運営する上で、
何かしら葛藤することがあるからではないかと想像します。
Pananaさんに「仕方のないこと」と言ってもらえて、少し気持ちが楽になりました。
なにごともバランス、これからはあえて「差しさわり」も紛れ込ましていこうかな!
>ウルトラのママさん
中川岳二 (2009.3.13 21:52)先日はお疲れ様でした。
あの後、会計の兄さんと、数人で全て飲みきって帰ったので、
僕は久しぶりに酔い過ぎて、ふらふら千鳥足でした。
まだまだ芸術家なんて大それた者ではありませんが、
今後もよい作品をつくって「活躍」できるよう頑張ります!
>richaさん
中川岳二 (2009.3.13 22:08)たしかに、その人がどんなにスーパーな自己管理型、生産的人間であっても、
誰かに魅力を感じるときというのは、そのほころびというか、
不完全な部分が顔を出す時だったりします。
そこにこそ、その人の本質があるように見えたりするからでしょうか・・・。
ブログというものは、出版するとか、ちゃんと発表するものではないので、
そのほころびが顔を出しやすく、面白いのかもしれませんね。
ん、実は作品自体そういう性質をもっているのかもしれません。
完成されたように見える作品に潜む、ほころび、そこに人を引きつける何かがあるのかも。
いや、あると思います!