クラフトフェアまつもと
昨日、長野県松本市に『クラフトフェアまつもと』を見に行ってきました。
「あがたの森公園」を会場に250組の作家の作品が、
各々の張ったテントに並べられます。
朝早く家を出たのですが、駐車場は満車、会場は人、人、人!
公園という開放的な場所とあいまって、お祭り気分で盛り上がっていました。
なんとも幸せな空間です。
長野に移り住んだ8年前に行ってから、
自分の個展などが無い年は必ず行っているので、これで5回目になります。
行く度にクラフト、手仕事の素晴らしさを実感し、
自分がこの道に進みはじめた頃の純粋な気持ちを思い出させてくれます。
何人かの尊敬する作家の作品や、若い世代の新鮮な表現を見て、
とてもよい刺激になりました。
誰が作ったのか、誰が買ったのか。
顔の見えるつくり手と買い手の関係から生まれる価値は、
「もの」をグローバルな市場「シジョウ」から解放し、
世界に1つしかない市場「イチバ」を再興させる力を持っています。
シジョウにおいて「もの」は、
シジョウのためにつくらざるをえない状況になってしまい、
意図的にサイクルを早めなければ維持で来ないようになってしまいましたが、
イチバにおいて「もの」は、
人のためつくられ、人のために買われて行きます、サイクルは人なりです。
早められたサイクルを、
エコ音頭を踊りながらリサイクルしたところで、たかが知れちゃいませんか?
そんなこと分かっちゃいるけど踊らにゃソンソン・・・なのかな。
つくられ過ぎない世の中、買わせすぎない世の中、
そんなあたり前の世の中になれば、
エコマークやプラマークみたいな判で押されたリサイクルとは違う、
ほんとうのサイクルに自然と近づくことになると思います。
少なくとも『クラフトフェアまつもと』の会場には、
その可能性を信じさせるエネルギーが溢れていました。
なんかの本で見て、行ってみたいと思ったよ!ちと遠いなぁ。でも見てみたいー!
あおちゃん (2008.5.27 20:28)>あおちゃん
中川岳二 (2008.5.28 19:01)ちと遠いですが、松本市は他にも観光資源が豊富な所なんで、
旅行の計画をたてて見にくるといいかもしれません。
松本城や、安曇野周辺の美術館なんかがおススメです。