つながり。
木という素材を通して、世代や場所を越えてつながれる。
そんな思いがふっと湧いて来ることがありました。
abnの放送を見て下さった方からのお電話の中で、
松本で木の額縁を製造しているメーカーの社長さんから激励を頂き、
感激してしまいました。
「私は63歳になるんだけれど、あなたまだ28歳なんだよねぇ、
63と28でずいぶん歳の差はあるけれど、まったく同じ考えで関心してしまったよ。」
「何千個、何万個つくること、ただ沢山つくることは
ゴミをつくるのと同じというのは、全くそのとおりだ!」
「日本にとって、今あなたのような考えが必要だと思うんだよ。」
「人間は血の中にベースがあり、それを基にモノを考える、
そして考えたことから物が生まれるんだよ、考え方が大切なんだ!」
「私は63歳まで、ものづくりの現場にいて生涯現役をモットーにやってきた。」
「あなたのような生き方は金銭的には苦しいと思うけれど、
ぜひ信念を曲げずに、考えを貫き通して欲しい!」
自分にはもったいないような言葉を、
憶えきれないくらい沢山沢山かけていただき、ほんと泣けました。
ぼくたちは木の仕事を通して、確かにつながっているのだと思う。
自分の手を使い、木という素材を通して自然と向き合っているから、
モノと環境との関わりを意識せざるをえないのだと思う。
人と数字をにらめっこする仕事では見えない、感じられない確かさが、
ぼくたちの仕事にはあり、共感し合えるのではないでしょうか。
「金銭的には苦しい」さすがお見通しですねぇ。
テイクジー・ブロックをつくってくれる会社を探し歩いた時も、
会う社長さんみんなに言われたことです。
作品を認めてくれた上で、次ぎにくるのが「儲からねえだろ?」
恥ずかしげもなくいっちゃいますけど、「その通り・・・でもいいんだい。」
それを分かっていてくれる人がいること、
信念を貫け!と背中を押してくれることがほんとにうれしくて、うれしくて。
『はじめて遊んだおもちゃが、今もあなたのお気に入りでありますように』
これテイクジー・トイズの理念です。
正直くじけそうになることもあるけれど、
応援してくれる人がいるかぎり強がってみせるぞ。
あれ?、いや強がりなんかじゃないやい、やい!
とても素晴らしいと思いますよ.
e/ (2007.2.26 02:07)>e/さん
中川岳二 (2007.2.26 22:59)ありがとうございます!
こういうつながりっていいですよね。
信念を貫く、簡単なことじゃないけどがんばります。