会津こてんこ終了。

会場に足を運んで下さった皆様、ほんとうにありがとうございました!
8日に個展が無事終了し、今日会津より作品が帰ってきました。
といっても本当に帰って来たのは『ちんぷんとかんぷん』のみで、
その他はこれから手直しなどをして、買って下さった方のもとへ
順次発送したり、お届けに上がろうと思っています。(今しばらくお待ちくださいませ。)
この会津での個展は、作家として色々な意味で転機になりました。
6月から続いたネットでの出来事や、NHKでの放送などを通して、
今まででは考えられない様な沢山の方にテイクジーの存在を知っていただき、
多様な方面からの個展や仕事、取材などの依頼を受けました。
だだそれはメールや電話でのことが多かったので、
実感が少ないというか、ほんとうに自分のこと?といった感じでした。
そんな中での今回の個展、地方であり、縁もゆかりも無い場所の会津、
お話を頂いたときはお客さんを呼べる自信がなく、
大丈夫なのだろうかと不安を感じましたが、
フタを開けてみたら、ビックリ!な結果となりました。
初日から沢山の方が会場に足を運んで下さって、
「楽しみにしていました。」と声をかけて下さいました。
会津の人はもちろん、福島の各地、東北や関東などからも来てくれたのは嬉しかったです。
驚くことに、なかには名古屋から飛行機に乗ってきて下さった方もいました。
さらに最後の連休には長崎から、お子さん4人を連れたご家族も来て下さったとか。
作品づくりを通して、一生出会うことのなかった人たちと出会う。
この「出会い」こそが作家活動における何よりの「価値」なのだと思います。
作家を作家にしてくれるのは何なのだろう?、ふと不思議に思うことがあります。
免許や資格があるわけではないので、
基本的には「ぼくは今日から作家です!」と言えばいいわけですが、
実際には作品が上手いとか、売れるとか、賞だとか、いろいろあるわけです。
何を重要視するかは作家それぞれの考えですが、
ぼくは「出会い」によって作家になるのだと考えています。
自分を応援してくれる人とどれだけ出会うことができたか、
その一人一人がぼくを作家にしてくれているのだと思うからです。
自分の作品を間にして、全く知らなかった人と出会い、共感できる何かを話す。
なんとも贅沢な時間じゃないかと思います。
いくらお金を払っても得られない大切な価値を、
ぼくはここ『こてんこ てん展』に見いだしたい。
作品を生み出す苦しさも、明日の見えない日々も、この瞬間で報われるのだから。
ある方と会場で色々とお話をする中で、心に残った言葉がありました。
ぼくが迷っていることを察して下さって「自分で決めたことなら後悔はしないはず!」
と自分の経験と照らし合わせながら話してくれました。
なぜだか気持ちがスッと楽になった気がしたのです。
と言うのも、最近のテイクジーは海外での個展や、おもちゃ会社との提携など、
今まで考えていた規模とは違う世界がすぐそこにあったりする。
でも何かが違うような感じがします。
個展初日の夜に1人で思ったことは、
ぼくはまだ自分で握手できる範囲で仕事がしていたい、
出会いを大切にしたいということでした。
もしかしたらチャンスを見逃すことになるかもしれないけど、それもよしだと。
求められているコトにほとんど答えることのできない自分がとても歯がゆい。
ぼくにできることって、ほんとまだまだ小さいです。
かといって一朝一夕にどうにかなるわけじゃない。
だからこれからも一つ一つの仕事を丁寧に積み上げて行くことと、
無駄なものをつくらないこと、ただこれを続けて行こうと思います。
そのなかでよりよい作品ができるよう努めて参りますので、
テイクジー・トイズ中川岳二の活動を見守っていて下さい。
どうぞ応援よろしくお願いいたします!

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コメント(4)

  1. 展示お疲れ様です。
    いつか、中川さんと作品たちに会いに展示に行きたいと思っています。
    「握手できる範囲で仕事をする」ステキです。
    自分もそう思います。

    しんぺー2007.10.12 11:13
  2. >しんぺーさん
    次はたぶん東京の予定ですので、ぜひぜひいらして下さい。
    ただ一年くらい向こうになりますが・・・。
    気負ってみたところで、実力というものがありますし、
    どう頑張っても手は二本しかありませんからね。
    好きなことで食って行くってほんと大変でおもしろいです。

    中川岳二 (2007.10.13 19:34
  3. テイクジーさんの考え方になんだか感動してしまって
    嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
    >ぼくはまだ自分で握手できる範囲で仕事がしていたい
    作り手の想いがみえる作品って、ぬくもりがあって素敵だと思います。
    テイクジーさんらしい選択のように感じます。
    自分の歩幅で、自分の速さで
    テイクジーさんらしさがあってこそ
    創作や出会いが広がって行く事、お祈りしております。

    アカリ (2007.10.15 09:12
  4. >アカリさん
    ありがとうございます!
    多くの人に知っていただくコトは、
    もちろん嬉しいし目指してきたことです。
    ネットの功罪なのでしょうかね、
    いくらかの勘違いなども生むことになります。
    直に作品を見ていただければ、
    いわゆる金にならん仕事だと分かっていただけると思うのですが。
    HPではこのあたり伝わりにくいんですかね。
    >自分の歩幅、自分の速さで
    こう言ってもらえるとほんと気持ちが楽になります。
    これからも、テイクジーらしい作品を地道につくり続けまっす!

    中川岳二 (2007.10.15 21:43

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