ちょっと見て来た 一覧

ヴィクトリア&アルバート美術館


1852年ーヴィクトリア朝の産業・技術の発展を背景に、
イギリスの工芸品やインダストリアルデザインの質を高め、
工業の振興を図るための博物館として構想された(Wikipediaより)そうです。
見たかったウィリアム・モリスの部屋と呼ばれる展示がある美術館で、
世界中の民族衣装や工芸品からプロダクトまで幅広く展示してあります。
美術好きだと、とても1日では見られません。
入場料無料(イギリスの美術館/博物館はほとんど無料)と言うこともあるのか、
かなりにぎわっていました。

入り口にこんなポスターが、『フリー アート ファン』なんだろ?と思いながら、
アジアの展示室に入り中国をのぞくと、

こどもとパパとママが沢山!なにやら楽しげなことをしています。
しかも展示品に柵など作らずに、突然のワークショップ、
ぶつかっちゃうんじゃないの!てか展示台にのっちゃってるし、オーイ!・・・
僕だけアセってるみたいです。
子供達は真剣に冠のようなものを作っていました。
面白いのは、どの子の作品も中国テイストなことです。
ワークショップの意図でもあるのでしょうが、他の文化を見るだけでなく、
見たものを表現にする、ことが出来ているのが楽しいですね。

「もっと紙ちょうだい!」「何作ろうかな?」お母さんもお父さんも真剣です。
想像は観察からはじまる、観察すると創造したくなる、大切ですね。
日本に帰ったら、ぼくも負けずに創造します!
思わぬ所でこどもたちに会えて、うれしいなぁと思っていると、
他の所からもこどもの歓声が聞こえます。
中庭に池と噴水があって、その日イギリスでは記録的な暑さということもあってか、
こども達が裸ではしゃいでいました。
こどもで溢れた美術館、日本ではあまり見ない光景です。

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長野に帰りました。

わかりにくいですが、旅行から一旦埼玉の実家に帰り、
昨日と言うか今朝中野に帰ってきました。
今日はたまっていた、連絡などの仕事に追われて、
母に頼まれていた、お墓の草刈りをして、
汗を流しに温泉へ、ザブーン、いやー中野さいこう!
温泉からいつもの夜景を眺めると、やっぱここはいい所だとあらためて思います。
さて、旅行で見てきたものを色々と書きたいのですが、
昨日長野に帰る前に、東京で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントに
参加してきました、面白かったので少し書きます。(参加予定の人は読まないでね)

このイベント簡単に説明すると、まっ暗闇の空間に
1人の視覚障害者の方<アテンド>に導かれて
数人の参加者と入って行きます。
なにも見えない暗闇の中で、最初は戸惑い不安になりますが、
徐々にみんなが声をかけ合って「ここ段差があります」
「もう少し右側の後ろにありますよ」初対面の参加者が
いつの間にか助け合って進んでいきます。
道をおおきく外れたり、遅れたりするとすかさず<アテンド>が
こっちですよ、と手を引いてくれます。
ほんとうになにも見えない世界で、まさに彼だけが『見えている』わけです。
彼は途中ソースせんべいを作ってくれたり、飲み物をついでくれたり、
やはり『見えている』んですね、おどろきです。
進むに連れてもっとおどろくことは、徐々に参加者みんなが上手に
『見れる』ようになっていることです。
実際には何も見えませんが、自分自身の足の裏や耳、鼻からの情報と、
他の参加者(ぼくの回は7人)それぞれの情報を声で共有することで、
視覚に頼らずに『見る』ことができるようになっているです。
目が見える人の場合、全ての感覚を通して得る外界からの
情報量の80%以上を視覚から得ているそうです。
それに頼らずに世界を知覚することは、
今ぼくがそうしているようにディスプレイの前に座り、
つるつるのキーボードに触れれば大半のことができて、
そのニオイも知らずにスウィーツを買ってしまう、
視覚過多な生活の中では、
ソースせんべいの微妙なニオイと食感、何とも言えない音は、
そうとう刺激的になり得ます。
このイベントぜひ体験してみて下さい。
残り20%の感覚を研ぎすまして、数人で増幅させれば
見えない世界が『見えちゃいます』!
途中、縁側に座るところがあって、誰となく「私の右空いてます」
「もう少し詰めましょうか」と空いてる所をぽんぽんたたいて、
譲りあったのが印象的でした。
帰りの電車の中で、もし自分が視覚障害者だったら
空いてる席を探せるだろうかと考えていました。
誰かが「私の右空いてます」と声をかけてくれれば・・・。
もし視覚障害の方が乗ってきたら、自分は話かけてみようと思いながら、
今、目の前に立っている人のために、横の人につめて下さいの
一言がいえない矛盾を思いました。
昨日は、見えているのに見えないぼくがよく見えました。

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帰りました。

いやー日本さいこう!しかし蒸しますねー。
ぼくのような旅費で精一杯な初心者旅行者だれもが思うんじゃないかな。
イギリス、デンマークは物価高いです、約倍くらいですね。
まぁぼくの場合は、日本でもあまり物を買わないので、
旅行先でも特に欲しくなるものはなく、
けっきょく路上で絵を描いてる人から1枚買っただけでしたけど。
やっぱ旅のみやげは、お金では買えませんってことで、
1番のおみやげは、デンマークで家具工場「PPモブラー」を見学して、
(おもにハンスウェグナーの家具を製作している工場)

職人のKさんの家で、夕食をごちそうになったことです。
工場については後日また詳しく書きますが、
Kさんの奥さんのA子さんは日本人で、その友達が版画家のK子さんで
K子さんがぼくの母親の友達の娘さんで・・・。
まぁ早い話が赤の他人の日本人を、自宅に招いてくれて、
デンマークの家庭料理を沢山ごちそうしてくれました。
古くて小さなアパートだけど、上手に豊かに暮していて、

ウェグナーの家具やKさんの作った木の器、お皿やグラスも
とても質よい物をふつうに使っていて、
お金の使い方を知ってるというか、ほんと精神的に豊なんだなぁと・・・。
KさんA子さんありがとう!
ぼくもあなたたちのように、ステキなもてなしができる人になりたいです。
(ちなみに上の写真の円になってる木が、下の写真のウェグナーの
サークルチェアになります。)

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