2010年12月 一覧

来年の。

前に書いた『木取り。』の記事のなかで、
「端材は、数年、へたすると数十年積み上げられていたりで、
 えらく汚れていたり、雨に当たったかシミができていたりするのだけれど、
 製材すれば、そこはケヤキの本領発揮、内側から輝くような美しい色を見せてくれます。」
と書きました。
で、それの分かりやすい写真を撮っておいたのが下です。

 

ほぼ真っ黒で、木を好きな人でなければおおよそケヤキには見えない状態ですが、
割ってみると奇麗なケヤキ色です。
左の写真は斜めにカットして、なるべく木目が通るようにした材料。
これならギリギリ使い物になります。
『木取り。』の記事から一月たちますが、まだまだ木取り・製材中。
というのも、次回作はかなりの数の新作を用意する予定だからです。
原案は大学の卒業制作で考えたのだけれど、
当時の技術では難しいところが多くて断念して、
いつか実現しようと、ずっとあたため続けていた『火消し』シリーズ。
来年の中頃かな?土蔵ギャラリーのオープンに合わせて発表するのに
ピッタリの作品になると思うので気合いが入っています。
遠路はるばる中野市まで来て下さる方がいても、ぜったい後悔させない作品にしたいと思います!
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