2006年11月 一覧

テレビ電話

兄が暑苦しい!
寒くなってきているのに、ひじょうに暑苦しいのだ。
もともと「君の夢はなんなんだい!」と初めて会った人に聞いて、
共にがんばろう!みたいな事を平気で言い出す熱い人なのだが、
今は特別にテンションが高い。
まぁ最近婚約をしたということで、その報告をかねての帰国でとてもめでたくあり、
いたしかたないのだが。
お相手がヨーロッパ人ということもあってか、電話などでのやりとりに目が当てられない。
目が当てられないというよりは、とても危険な状態のもので日本への持込は、
「これをここに固く禁ずる!」と何かの条文に書いてあったまさにその状態。
ぼくはこのような問題に関しましては時代錯誤、古い人間、九州男児かよ!
などとやゆされるほどに、保守派に属していますので、
兄とは言えこの危険因子をひっ捕らえまして、国外退去を命じました。
いささかやり過ぎではないかと言う声も聞こえてきそうではありますが、
インタルネット革命以後の日本における恋愛デバイスの発展にともなう
恋愛期間の長期化または低年齢化、高年齢化の問題(べつに問題ではない)が言われて久しい
昨今においてあえて言いたいのです。
テレビ電話なるものの出現によって、距離、場所、時間を気にせずに行われる、
「2人だけの世界」はあまりにも、襖と障子の文化が生んだ公のなかの私として
生きる日本人の感性(ここではあえてぼくではなく日本人としたい)には馴染まない。
いや馴染んではいけないものであります。
とかなんとか思いつつ兄に呼ばれて
パソコンに付けられたキャメラに向かって手を振ってみる、ぼく。
おおっなんと9時間の時差をものともせず、彼女が手を振り返す。
英語が話せないのだが、なんとなくジェスチャーなどしながら通じ合ってる感じ。
とても笑顔がチャーミングである、いい人に違いない。
文明の力すばらしい!言葉の壁、国境をもこえて、ぼくは今まさに人の心にふれたのだ。
人は変われる、きっとこんなささいなきっかけで。
ぼくはなんて偏屈な人間だったのだろう・・・、
ぼくのような青二才が日本文化を語るなど、なんておこがましいことだろうか・・・。
そうかぼくらは地球人だったんだね、「地球は青かった」んだね!
ガガーリンのこのあまりにも有名な言葉、
正確には「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」なのだそうで、
なんだかわからんけど、ぼくもこんな心境です。
なにはともあれ、「ふたりともどうかいつまでもお幸せに!」。
めでたし!めでたし!
でもやっぱ君らの表現は直接的過ぎて、深みにかけます。
早い話が周りが恥ずかしいので、
2人で日本にくる前には、「めぞん一刻」やあだち充等の書物で
日本における恋愛のありかたを勉強し、「忍ぶ恋」を理解した上でないと
入国は許可しません。

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シベ超!


これ「シベ超」ことシベリア超特急です!
兄がイギリスから帰ってくるのに、今回は飛行機でなくロシア、中国を経由する
シベ超を体験してきたとのこと。
兄の話にわたくしいささか興奮したのであります、マイク・ミズノであります!
シベ超にはロシア人と中国人がいっぱい乗っていて、
同室の中国の方々とは英語が通じず、漢字でコミニケーションしたとのことで、
日本から来たと言ったら途端に「靖国」についてかなり突っ込まれ、
いつの間にか囲まれていていたそうです・・・なんかリアルシベ超って感じですね。
いやぁ~よくわからんけど、シベ超ってほんっとうにいいものですね!
北朝鮮の人たちもけっこう乗っていて、なぜか日本の歌を歌ってくれたそうです。
「は~るを愛するひっとは~♪」など上手だったとか。
(けっこう若い人だったそうなので?ですが、あまり深く考えないようにしておきましょう。)
なにはともあれ漢字で「南北一国」と書いてあげたら、
とても嬉しそうにうなずいてくれたとのことで
中の人の願いは同じなんですねぇって思いました。
中国の人たちも最後には「中日和平」と書いてくれたそうで、
みなさん願いは同じですね。(ちと大げさかな?)
(※ほんとはシベリア鉄道の特急だそうで、超は付かないそうなのでちょっと残念。)
今から兄と数日埼玉に帰ります、けっこう久々ですがほとんど付き合いで終わりそう、
まぁ兄孝行もたまにはよいかな。

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ストーブ


今日は朝から小雨がパラつき、今年初のストーブ点火。
う~ん冬のニオイです。
灯油の炎はユラユラときれい。
このストーブ中野に来てすぐに買ったトヨトミ製。
炎の見える乳白色のガラス製の筒の部分が特徴的です。
設計者のこだわりの感じられるデザインで見た目にも暖かみがありますね。
残念なことに今は廃盤商品になってしまっているようです。
ちょっとコスト高な商品だと思うのでしょうがないのかな。
使う前に分解してきれいにお掃除するのだけれど、
かなりのパーツ数で質の高い設計に好感が持てます。
開発者の好きをこだわりで形にする、
結果よいデザインの物が生まれる、理想的な製品開発だと思います。
シンプルで低コストはよいけれど、こだわりの感じられない
似たり寄ったりな物が多いような気がするので、
かえってぼくには魅力的なのかもしれません。
まぁ、ものがあり過ぎるんでシンプルクールなデザインじゃないと
暑苦しいんでしょうけどね。
ナイスですトヨトミ、トヨストーブ!

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