2006年10月 一覧

夕刊ですよ。


おっと載っております、載っております。
今日の信濃毎日新聞の夕刊ですよ。
取っている方は(ほとんど県内の方だと思いますが)ぜひご覧ください。
「親から子へ受け継がれる物を」との題ですごくいい感じで書いて頂いています。
嬉しさとともに身が引き締まる思いですね。

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角ノミ盤


この機械は角ノミと言います。
本来はホゾ穴と言う家具を組み合わせるための四角い穴を掘る道具です。
単純な機械ですがもしこの機械を誰も思いつかなかったら、
ノミとトンカチで穴をあけなさいと言われたら、
とんでもなく大変な作業です。
この角ノミ盤は工房を開く時に先輩作家さんに譲って頂いた物で、かなりの年代物です。
少しガタはきていますが、機械のクセを理解してやればじゅうぶん使えます。
こんなに便利なものがある時代に生まれて、ほんとによかったなぁと。
考えちゃった人に感謝!グッジョブです。

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矛盾の山積み

今日の新聞の写真を見て、頭がクラクラした。
何だろうこの変な感覚は?
記事は核実験の追加制裁として輸入・入港を禁止するとのこと。
写真はあの国の船に何やら沢山の物を積んで、日本から最後の出港をするところらしい。
何が積んであるんだろう?
よく見てみると横に寝かされた自転車が、うずたかく積まれているものだった。
余りの多さに、それがそれと分からない程で船から溢れてしまいそうだ。
パンクしたりサドルにビニール袋が被せてあったりと
放置、盗難自転車なんかなのだろう、
つまり使えるけど「日本ではゴミ」ということか・・・。
他にも中古タイヤや中古家電など、明らかに過積載だと思うぐらい山積みされている。
日本のリサイクル店などでは扱えない、「日本ではゴミ」の山積み、矛盾の山積み。
1円でも安く作るために海を渡ってきた大量の自転車がまた海を渡る、
これがグローバル化の実態ですか?・・・
ふと変な感覚が、
?・・・えっとどちらに対する制裁なんだっけ?一瞬分からなくなる。
リサイクルやエコなんて言葉で、夢の島行きをのがれた「ゴミ」たちは、
あの夢見る国で活躍しているんだろうか。
きっと半分くらいほんとうにゴミなんじゃないか。
こんなにも沢山の「日本ではゴミ」を他の国へ押し付けて、
それを禁止する事を経済制裁というのはどんな思い上がりだろうか。
その事に無自覚だとしたら、日本はなんて貧しい国だろうと思った。
ぼくら(先進国)の矛盾を押し付けた国が
矛盾だらけに見えるのはあたりまえじゃないだろうか。
経済的に貧しい国がプルトニウムを買って核保有を目指す矛盾と、
豊かさ(消費活動)を維持するために「ゴミ」を売りつける矛盾を、
あの船に山積みされた矛盾が象徴しているように思えた。
矛盾を過積載したまま船は出港するのことができただろうか?
この制裁の結果行き場を失った「ゴミ」は他の裾野の国へ行き先を変えるんだろう。
目の前の「ゴミ」が消えれば、スッキリした顔で「美しい国」を目指せますか?

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