つくるよろこび。

寄せ木の作品を制作する過程はほんと地味です。
その地味をひたすら繰り返していくのが制作の8割ぐらいかなと思います。

製材しては張り合わせ、張り合わしたものを製材し、また張り合わせる。
必要なのは正確さと根気だけ。
 
正直、「作るよろこび」なるものを毎日感じられるような作業ではないのですが、
木を寄せたものを製材した時にドッキとするくらい美しさを感じることがあります。
木の色味の美しさは、一種の木でも感じることはもちろんできます。
でも数種の木を並べると、それぞれの木が持つ色や質感が際立って見えてくるようで、
僕はドッキとしてしまう。
学生の頃に初めて木の色の美しさを意識した時の感動が、
僕の作り手としての原動力なのだとふっと思い出す。
「作るよろこび」ってそういうことなのかもしれませんね。
:ご連絡
『KURA』の記事で「2月20日発売の3月号に掲載」と書きましたが、
掲載が延期されることになったそうです。
掲載号などはわかりしだいお知らせします。
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コメント(3)

  1. 文章を読んで、自分はズシッと来ました。。

    しんぺー2011.2.13 01:12
  2. >しんぺーさん
    作るよろこびってよく言ったり、聞いたりするけれど、
    アイデアが動き出した時のワクワクする気持ちや、
    完成間際のドキドキ感を思いがちだなと。
    その間の長く時間のかかる大半の作業のなかにも
    ワクワクやドキドキを見いださないと正直しんどい。
    よく考えると素材そのものに感動している時のよろこびって、
    手を動かしている時に一番感じると思ったしだいです。
    しんぺーさん、作るのってほんとはほんとに大変だよね。

    中川岳二 (2011.2.19 21:54
  3. 毎回、同じ素材を使っていても素材そのものに何かしら発見があったり、道具の知らなかった一面や技術の意味を感じた時に「おお!」と感動します。。
    今回ズシっと来たのは、中川さんの言葉の重さにです。。
    その領域を見てみたいなぁって思いました。
    はい。作る事は大変です。
    作る行為自体もですが、作るという意志を貫く事も大変だと思います。
    ただ作ればいいだけじゃないところが、本当に大変です。。
    その大変以上のモノに動かされるのですが。

    しんぺー2011.2.20 01:17

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